...人生は七転び八起きという...
大隈重信 「青年の天下」
...七転び八起きということは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「七転び八起きだね...
太宰治 「津軽」
...(脇を向いて涙をのみ)人間は七転び八起きだよ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...「かう甘く見えたつて、七転び以上なンだよ、一転びの苦労もなめた事がないくせに、一かどの苦労をしよつた気の女が多いンだから、全く呆れけえるだわ、ねえ、勘ちやんさうは思はないかい?」顔の長いバアテンダーは、桃色の紙風船をふくらましながら、「冗談云つちやアいけないよ、七転びどころか、今の世の中ア、百転びの方が多いンだぜ」「馬鹿、何によう云つてるンだい、フゝゝお神さん転ばして風船吹いてゐなよだ」お粒は興ざめた顔で鉢植の蔭から出て来ると、寝呆けたやうな女達の椅子の中へはひつて行つた...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...「人間の一心何事か成らざるべけんや、草の根を刈り石を除けるの故事ありという」こう独語を漏らすこともあった、「五風十雨、七転び八起き、艱難(かんなん)汝(なんじ)を……汝を……」そして或る夜、吾助は片手に武鑑の一冊を持ち、坐ったままで三尺程度は跳上って、あ、あ、こ、こ、という風な声を発した...
山本周五郎 「長屋天一坊」
便利!手書き漢字入力検索