...飛び上るようなメロディーにつれて七曲の第一...
海野十三 「間諜座事件」
...白樺の美林(びりん)をめぐる二十七曲りをどうやら切り抜けた末...
海野十三 「キド効果」
...七曲がりくねった野道を...
徳田秋声 「あらくれ」
...笹子峠の七曲りで狼に出逢(でっくわ)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...あいにくの降りで七曲(ななまが)りは難義だろ」「はい...
夏目漱石 「草枕」
...七曲(ななまが)りの険を冒(おか)して...
夏目漱石 「草枕」
...七曲(ななまが)りはもう少し左りになりますね」「七曲りは...
夏目漱石 「草枕」
...十七歳で「紡車(つむぎぐるま)のグレートヒェン」を含む十七曲の歌曲(リード)を作った...
野村胡堂 「楽聖物語」
...七曲(まがり)の路地の奧...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...坂道七曲がり八折れ下にホケキョの音がするこれは私がうたったもの...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...己を七曲の内へ呼んで書換の話なんぞをした事がある...
森鴎外 「雁」
...昔ながらに七曲りの辻に立っている...
矢田津世子 「凍雲」
...駅からの往還を町へ三丁手前の七曲りの松の傍まで来た時...
矢田津世子 「凍雲」
...いちばん有名なのは七曲(ななわた)の玉の緒(お)...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そこから先を七曲りというそうだが...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...のろしを見るや否、城下に機を待ちかまえていた織田軍は、七曲り口、百曲り口、井之口坂の大手の登り三道を攻め詰めて、その一手は、早くも七曲りの木戸の外まで押しよせていたのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...禅定寺峠(ぜんじょうじとうげ)の七曲(ななまが)りを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...峠の七曲りを見下ろしていたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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