...彼は一隅に座っていた...
...全体の中でも一隅を担う存在だ...
...彼女は一隅に引きこもりがちだ...
...この町には一隅に名物がある...
...彼は自分の一隅で静かに暮らしている...
...退いて職員室の一隅に...
石川啄木 「雲は天才である」
...自邸の空地の一隅(いちぐう)に...
海野十三 「振動魔」
...ロケットはいいけれど、彼はその一隅に、ふと厭(いや)なものを発見した...
海野十三 「地球盗難」
...室の一隅で起った時に...
江見水蔭 「備前天一坊」
...ややもすれば知識の干物の貯蔵所となる恐れのある学界の一隅(いちぐう)に...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...北天の一隅に埋伏(まいふく)し居た彼濃い紺色(インジゴーいろ)の雲が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...心平さんが地の一隅を睥睨する時...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...彼が立っている広間の一隅(ぐう)には...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もう他の一隅には青シャツ隊が押しよせた...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...室の一隅の草刈籠(くさかりかご)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...最後に我々二人の淋(さび)しい姿をその一隅に見出した時...
夏目漱石 「行人」
...そこの一隅に簇(むら)がりながら咲いている...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...国の一隅において成長した民俗学のごとき学問においては...
柳田国男 「海上の道」
...――広間の一隅(いちぐう)には人見張役の小島良二郎と...
山本周五郎 「さぶ」
...梅雪入道は一隅から答えながら立って行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...佐和山の一隅へ追いつめ...
吉川英治 「新書太閤記」
...諸兄は一隅で是非なき顔つきのお茶...
吉川英治 「随筆 新平家」
...室の一隅に立ててあった信長の長刀に走り寄って...
和辻哲郎 「鎖国」
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