...わが日本島の如きはその堤防の一部であると見られる...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これまた朝の形容の一部である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...それは前記(2)の犯罪手段に関するトリックのうちの「意外な兇器」のごく一部である「氷によるトリック」についてである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...腸管の焼灼は手術の一部である...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...白河内(しろこうち)岳という白峰連山の一部であるそうだが...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...新聞は生活の一部であることを証拠立てる...
種田山頭火 「其中日記」
...この渓の一部であるとして見れば面白くないことはないと思つた...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...チョウセン半島はスサノオ(素盞嗚)の命(みこと)によって経営せられたものであるから本来日本の一部であるとするような...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...常識の一部であるからには...
戸坂潤 「科学と科学の観念」
...空間に於ける運動――静止もその一部である――となって現われるものでなければ行為とは云わない...
戸坂潤 「性格としての空間」
...宛も彼自身の一部であるかのようだった...
豊島与志雄 「二つの途」
...悪事の黙許は親切の一部である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...社会の或る一部である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...下からみると青白くはげた菱形をつらぬく対角線上の一部である...
早川鮎子 「穂高岳屏風岩にて」
...この集に收めた四篇は手習艸紙のつもりで書いた夥しい原稿の中の一部である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...此島(このしま)もわたし達の公園の一部である...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...そして私の貞操はその本城の一部であると思っている...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...(九月十八日)巴里(パリイ)に於ける第一印象(晶子)(これは自分が巴里(パリイ)の文芸雑誌「レザンナアル」の記者の望みに応じて書いた所感の一部である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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