...昨日書いた所を一通り読み返すのが...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...手分けして園内を一通り調べて下すったそうです...
海野十三 「爬虫館事件」
...一通り貴答相認(したた)め候えども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そして一通りざっと片付けておいて...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...娘らしい一通りの借着を着せてもらっているけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...一通り見すまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...語学なんていうものは一通りの根気で仕あがるものじゃない...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時は一通りの風入れでありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで一通り道具を揃えて持って行った...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...あとは小僧達に一通り當つて見ましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吉原の動揺は一通りではなかったろう...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...之で一通り私の知りたいと思って居た事は...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...他の人ならば一通りの怒りでは有るまじと...
樋口一葉 「たけくらべ」
...当時の政府の騒ぎは中々一通りでない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一通りはソツなく書かれて居りました...
牧野信一 「浪曼的月評」
...今でも一通り述べておく必要を感ずる...
柳田国男 「海上の道」
...一通りの話をきき...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一通り教義の説教が終ったときに...
和辻哲郎 「鎖国」
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