...檢事は一通の手紙を出してわたしに示すのでした...
石川三四郎 「浪」
...アラビアのトルコ領のメソポタミヤから来た一通の手紙がとゞきました...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...するとあいつは一通の手紙をよこして...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...どう書(け)えて来申(きも)した?」浪子は枕べに置きし一通の手紙のなかぬき出(いだ)して姑に渡しつつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...門番が一通の手紙を渡した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...がんりきの百蔵の手から一通の手紙を受取って封を切り...
中里介山 「大菩薩峠」
...一通の手紙で謝絶するのも...
夏目漱石 「それから」
...一通の手紙であった...
夏目漱石 「明暗」
...一通の手紙を取り出しました...
野村胡堂 「九つの鍵」
...アアミンガアドが一通の手紙を持って...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...京子さんが一通の手紙をお書きになって...
橋本五郎 「殺人迷路」
...ジェルメーヌ後家は次のような一通の手紙を残したまま...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ところが最近になって一通の手紙が遠く離れた地方にいる私のもとへとどいて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...と吾れにもあらず赤面しつつ……するとその私を追いかけるように樫尾大尉が進み出て私に一通の手紙を渡した...
夢野久作 「暗黒公使」
...また彼女から一通の手紙が届いてゐた...
横光利一 「火の点いた煙草」
...何か一通の手紙を口述して書かせていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...一通の手紙を用意しておき...
吉川英治 「新・水滸伝」
...真心のこもった一通の手紙を添えて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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