...ギアボックスで車輪に動力を伝えるために、車軸を一軸に取り付ける...
...前後一軸での駆動方式を持つ軽トラックが便利...
...構造上、風力発電機は多くが一軸で回転するようになっている...
...ロボットアームを一軸回転させて、任意の位置にアイテムを移動することができる...
...マラソン選手がランニングシューズの一軸設計によって、より効率的に歩行することができる...
...僕は漱石(そうせき)先生の書一軸を風呂敷(ふろしき)に包む...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...推而行レ之存レ于レ通』の一軸を掛く...
大町桂月 「沖の小島」
...何でも一巻(まき)の長さを一丈二尺で一軸としたもので...
薄田泣菫 「茶話」
...高野山無量寿院大涅槃経一軸がある...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...その後私は高野の無量寿院で弘法大師筆と称する梵本一軸を発見した...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...私の恩師末次教授は私の小さな家を祝して「無一物処無尽蔵」の一軸を賜わった...
永井隆 「長崎の鐘」
...それでも壁にかけた一軸を指した指は撤回しない...
中里介山 「大菩薩峠」
...かねて法然から賜わった弥陀来迎の三尊化仏菩薩(けぶつぼさつ)の形像を一軸にした秘蔵の品を掛け...
中里介山 「法然行伝」
...床の間の一軸を拝見という格好で...
野村胡堂 「古銭の謎」
...俳画の細物の一軸が後ろにあるといった道具立てで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃はお袖に預けた古筆(こひつ)の茶掛け一軸(じく)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「他に變つたことはございませんか」「これは王若水の一軸と關(かゝ)はりのないことかも知れぬが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白紙の一軸を贈ろうとしたのも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...下の巻「名大津画噂一軸(なにおおつえうわさのいちじく)」...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...「形見とて此一軸を大事にせよと被申遺」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...横物の一軸(いちじく)に「」というような変な字が一字書いてある...
柳田国男 「山の人生」
...吾家に祖先より伝はれる一軸の絵巻物のはべり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...床の一軸(じく)を見て云った...
吉川英治 「日本名婦伝」
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