...これが一転して玩具化したのである...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...一転して墓場のような静寂が訪れた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...一転して接近戦となれば...
江戸川乱歩 「影男」
...更に一転して職業の上から考うるに...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...たとえば場面が一転して...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...敵を防ぐの刀剣は一転して敵を攻むるの刀剣たるがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一転して御亭主たるM氏自身の伝記に変って...
中島敦 「狼疾記」
...話は、ずっとさかのぼるが、藤原義江君が外国から帰り、以前の戸山英二郎時代とは、心機一転して、楽壇にデビューした時のことである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...それに、費(つか)い込みが十二三両あるのを、そのままにして主人の娘を殺すのも少し気が廻らなさすぎる」「…………」平次の言葉は、一句一句、兼松にかかる疑いを解いてやりましたが、一転して、「そこへ行くと、谷五郎なんか、お美代が殺される前の日、八所借(やところがり)をして、費い込みの二十何両を纏(まと)め、そっと銭箱に入れて帳尻を合せている」そこまで来ると、部屋からパッと飛び出した者があります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...禅機などから一転して急に世からのがれたくなったのではない事はあんまり知れすぎていた...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...一転して文明は少数の天才によって高められるという点を強調していて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...スタニスラウスは目を高い腕附きの椅子からそらして、ちよつとアウグステをばさんの陰気な額の上に休ませて、更に一転して、大いに意味ありげに女主人(をんなあるじ)イレエネの顔に注いだ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...しかし一転してわが身の上を顧みれば...
森鴎外 「高瀬舟」
...時をへて馬春堂は一転して...
吉川英治 「江戸三国志」
...たちまち話題を一転して...
吉川英治 「三国志」
...居眠るまえまでは、巨大な墓場のようだった城中の陰々滅々(いんいんめつめつ)な気が、一転して、鼓の音や、笑い声に変って、どこやらに和(なご)やかな温かさすら漂(ただよ)っている不思議を――急に発見したのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...武人の働きや武略を必要とした世情は一転して――新しい段階では...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そちに財賦(ざいふ)の才なく、経営の巧みなければ、おそらく藩政の破綻、百姓への苛税など、まぬかれぬところであったにちがいない」大いに、彼の功を称し、また一転して、こういいたした...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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