...暖簾をくぐるたびに、一軒一軒お店を見て回るのが好き...
...町全体が火災に見舞われ、一軒一軒の家屋が被害を受けた...
...車で一軒一軒訪問して、商品を売り歩く仕事がある...
...家探しをする際、一軒一軒物件を見て回ることが大切だ...
...大雪のため、一軒一軒の家の前を除雪機で掻き出すのに時間がかかった...
...神保町通りの古本屋を一軒一軒覗(のぞ)いて行った...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...一軒一軒離れている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一軒一軒ぶっこわして歩いているそうです」「抑えればいいじゃないか」「ところがこの怪人は...
海野十三 「崩れる鬼影」
...ちょっと測(はか)らして下さい」そういって彼は日本橋界隈(かいわい)の地下室のあるところを一軒一軒廻っては...
海野十三 「地中魔」
...夜中の騒がしさを一軒一軒お詑びして歩いたものです...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...牧羊者(ひつじかい)のように一軒一軒かわり番こに養ってやるがいい...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...カッフェーという名称を用いる都下の店に対して一軒一軒...
永井荷風 「申訳」
...それから美濃紙の買入についても本郷神田辺の紙屋を一軒一軒自分で聞いて歩いて品があると云えばその店へ坐り込んでその紙の質を一枚一枚吟味して見たりなどするものだから...
中里介山 「生前身後の事」
...老人はかつてその十二軒だか並んでいる射的屋の一軒一軒を...
橋本五郎 「地図にない街」
...一軒一軒木で鼻をくくったように断られた...
正岡容 「寄席」
...明治の中ごろは、ほんの僅の間ではあったが、私らの住んでいた村で単純な庄屋と百姓という関係でなく、家一軒一軒が、それぞれの癖をもつようになったことがある...
柳田国男 「故郷七十年」
...一軒一軒見てまわっていました」びしょびしょの私をつかまえた中年の警官は...
山川方夫 「演技の果て」
...この長屋の人間に違いないから出せって」「やっぱりそうか」「一軒一軒みて廻るので...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...これもまた会社の人夫が脚榻(きゃたつ)を担いで一軒一軒点火して回ったが...
山本笑月 「明治世相百話」
...一軒一軒虱潰(しらみつぶ)しに出所を調べてまわっても構わない覚悟で...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...一軒一軒大きな声で触れ歩いてゆく声がした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...農家の一軒一軒まで...
吉川英治 「平の将門」
...一軒一軒が生ける餓鬼草紙(がきぞうし)の絵だった...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
便利!手書き漢字入力検索