...一足飛びに夏が来た...
有島武郎 「カインの末裔」
...元来如何なる器官でも突然一足飛びに発達するものではなく...
丘浅次郎 「人類の将来」
...女髪結の娘でも縹緻(きりょう)がよければ一足飛びに奥さんにするとかいう風であったから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「吾輩(わがはい)は猫である」で先生は一足飛びに有名になってしまった...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...浪人から一足飛びに重役室の主人公となった者...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...それじゃ一足飛びに十時にしてしまいましょう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「あれだッ」と思うと一足飛びに――それを見た女は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梯子(はしご)を一足飛びに降りようとして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出世の階段を一足飛びに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...絹子は自分が一足飛びに不幸な渕へ立つたやうな気がしないでもないのである...
林芙美子 「幸福の彼方」
...吾々は一足飛びにさういふ人間になることは出來ないが...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「受動的抵抗の理論と實行」
...一足飛びに活動俳優の愛好者になつてしまつた...
牧野信一 「失題」
...一足飛びの早業だ...
牧野信一 「武者窓日記」
...ペルセウスは一足飛びに大きく成長したでがなあろう...
南方熊楠 「十二支考」
...きのうより一足飛びに近づいているぞ...
室生犀星 「姫たちばな」
...この人だけは一足飛びに権門のお座敷へ招かれ...
山本笑月 「明治世相百話」
...書類を蹴散らしながら机の上を一足飛びに玄関へ出た...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...一足飛びに行かれるだろうに...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??