...一足飛びに極楽浄土にでも行こうとあせる夢遊病患者に対して...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...……一足飛びに陸軍大將にも成れぬ譯ですて...
石川啄木 「雲は天才である」
...陽には磊落(らいらく)らしく見えて実は極めて狭量な神経家たる紅葉は美妙が同人に抜駈(ぬけが)けして一足飛びに名を成したのを余り快よく思わなかったらしい...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...元来如何なる器官でも突然一足飛びに発達するものではなく...
丘浅次郎 「人類の将来」
...それはブルジョア・デモクラシーというものの実現を抜きにして一足飛びに何かの大衆を考えるということにならざるを得ない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...到底社会主義に一足飛びに移ることが出来ないが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一足飛びに風呂場へ――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...次は一足飛びに源重光に来る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...吾々は一足飛びにさういふ人間になることは出來ないが...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「受動的抵抗の理論と實行」
...殆ど一足飛びで駆け込むに至つた...
牧野信一 「街角」
...一足飛びで行き着くつもりで...
正宗白鳥 「雨」
...私は一足飛びに別の世界に飛び上ったのを感じました...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのまま一足飛びに駈け出しました...
夢野久作 「白髪小僧」
...一足飛びに線路の横の溝を飛び越えて...
夢野久作 「木魂」
...バッタの一足飛びや...
夢野久作 「能とは何か」
...けれど、数千年の進歩も、実はまだ、尻ッ尾の痕のある人間だけに、大きな社会的堕落を来すと、一足飛びに、もとの原始人へ還元(かんげん)してしまう可能性は多分にある...
吉川英治 「大岡越前」
...我れ知らずもう一足飛び退いたところを...
吉川英治 「剣難女難」
...一足飛び進化「あなた方は...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
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