例文・使い方一覧でみる「一足違い」の意味


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...で、六が砂まぶれの脚絆をすじりもじって、別荘の門を通ったのと、一足違いに、彼は庭下駄で、小石を綺麗に敷詰めた、間々(あいあい)に、濃いと薄いと、すぐって緋色なのが、やや曇って咲く、松葉牡丹(まつばぼたん)の花を拾って、その別荘の表の木戸を街道へぶらりと出た...   で、六が砂まぶれの脚絆をすじりもじって、別荘の門を通ったのと、一足違いに、彼は庭下駄で、小石を綺麗に敷詰めた、間々に、濃いと薄いと、すぐって緋色なのが、やや曇って咲く、松葉牡丹の花を拾って、その別荘の表の木戸を街道へぶらりと出たの読み方
泉鏡花 「浮舟」

...一足違いで間に合わず...   一足違いで間に合わずの読み方
井上貞治郎 「私の履歴書」

...あなたが恨みをいいたかった人は、一足違いで、死骸になってしまったらしいですよ...   あなたが恨みをいいたかった人は、一足違いで、死骸になってしまったらしいですよの読み方
海野十三 「断層顔」

...一足違いで、僕が飛び込んだのです...   一足違いで、僕が飛び込んだのですの読み方
江戸川乱歩 「恐怖王」

...「一足違いだッた...   「一足違いだッたの読み方
江見水蔭 「悪因縁の怨」

...今朝は別して師匠の事が気に掛って何んだか一刻半刻を争うように思われたので……一足違いで師の臨終に逢えないような気がしたので...   今朝は別して師匠の事が気に掛って何んだか一刻半刻を争うように思われたので……一足違いで師の臨終に逢えないような気がしたのでの読み方
江見水蔭 「死剣と生縄」

...一足違いで密閉を免れたお品は...   一足違いで密閉を免れたお品はの読み方
大阪圭吉 「坑鬼」

...一足違いで君に逢えなかった...   一足違いで君に逢えなかったの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...たった一足違いでねえ君...   たった一足違いでねえ君の読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...とにかく一足違いだ...   とにかく一足違いだの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」

...一足違いだったよ」「会場へなんかまだ行くものか...   一足違いだったよ」「会場へなんかまだ行くものかの読み方
松本泰 「日蔭の街」

...貴方が一足違いで築地の八方館をお出かけになった後(あと)でした...   貴方が一足違いで築地の八方館をお出かけになった後でしたの読み方
夢野久作 「冥土行進曲」

...一足違いで貴方を取逃がされたのを非常に残念がり...   一足違いで貴方を取逃がされたのを非常に残念がりの読み方
夢野久作 「冥土行進曲」

...一足違いで惜しいことをいたした」「何しろうつつの病人ですから...   一足違いで惜しいことをいたした」「何しろうつつの病人ですからの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...それと一足違いに登って来て...   それと一足違いに登って来ての読み方
吉川英治 「大岡越前」

...浅草笊組(ざるぐみ)にいるお延という女と一足違いに...   浅草笊組にいるお延という女と一足違いにの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...しまった! 一足違いに前へ行く多市の影へ...   しまった! 一足違いに前へ行く多市の影への読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...皆が飛出すと、一足違いに、ドッと梁(はり)が落ちて、金色(こんじき)の火の子が、パッと花火のように散った...   皆が飛出すと、一足違いに、ドッと梁が落ちて、金色の火の子が、パッと花火のように散ったの読み方
蘭郁二郎 「鱗粉」

「一足違い」の書き方・書き順

いろんなフォントで「一足違い」


ランダム例文:
軽い気持ちで   如是我聞   円状  

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