...語らぬ恋の力が老死に至るまで一貫しているのは言わずもあれ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...総ての職業を通じて一貫しているは同一任務の機械的反覆であって...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...生活は一つの生活として一貫しているのである...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...甚だ首尾一貫している...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...今日にまで一貫しているその直接経験説は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この系統を一貫しているので雑誌(雑なる誌)的にも見えるのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社会哲学は著名の哲学の大部分を一貫している...
戸坂潤 「辞典」
...現代日本の社会意識を見えかくれに一貫しているこの家族主義に於て...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文芸と科学とに渡って之を一貫しているもののように考えられるからであって...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...古来から日本人に一貫している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この思慕(エロス)は彼の俳句に一貫しているテーマであって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...城の事務が一貫していることに驚いてしまった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...互に愛して結婚してから後の全生涯の努力とも最後まで一貫しているマリヤの命の焔です...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...それは「汽車のなか」がはじめから終りまでトピックの話し方で一貫しているのに対して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一貫しているが自分のものとなり切っていなくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「世相」を「眺め」て「おもしろおかしく」「早く描く」と言うことで一貫している...
三好十郎 「恐怖の季節」
...こうした彼等の風(ふう)付きや態度を一貫しているものを一言にして尽せば...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...天性の一貫しているところを明白に認める事が出来る...
夢野久作 「近世快人伝」
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