...美妙の生立ちには一貫した一条の悲劇的径路があったように聞いている...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...一貫した系統を立てる余裕がありません...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...しかしその数あるお経の中で、この『心経』ほど、首尾の一貫した、まとまった、しかも簡単なお経は他にないのであります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...其歴代政治家に一貫したる主義なるを奈何せん...
竹越三叉 「深憂大患」
...必ずしも首尾一貫した統一を持たなくてもいいということが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...而も一貫したコンセケンスを...
戸坂潤 「思想としての文学」
...学校経営には年少から一貫した趣味を示している人だそうであって...
戸坂潤 「社会時評」
...之が彼の一貫したソヴェート文化観の観点なのだ...
戸坂潤 「読書法」
...何にか一貫したものがある樣です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昔の名人意識で一貫した日本の芸術家が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...生きていくうえの一貫した深いよろこびを感じさせてくれる...
久生十蘭 「虹の橋」
...坪田譲治氏の二作「善太の手品」(行動)「父と子」(新潮)は共にその一貫した純情味を汲むに足るべきものであり...
牧野信一 「月評」
...一貫した目的であったから...
宮本百合子 「女の学校」
...良人に対してどのように一貫したかということとの連絡で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほぼ一貫した繰り返しであることすら考えてみようとした学徒は...
柳田国男 「海上の道」
...幸いにしてこれは人情の古今に一貫した願望である故に...
柳田国男 「海上の道」
...すべて道誉には一貫した方針などはないのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...一貫した目標も軌道もない...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索