...啓示全部が首尾一貫したものではないからである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...然るに Basic は一貫した組織を成すものであるから...
高田力 「ベーシック英語」
...イギリス文学の主な新刊書は必ずこれを購求して読破することを怠らなかったことは漱石氏の生涯を通じて一貫した心掛であったことが此の一事を見ても分る...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...そしらぬふりして首尾のまったく一貫した小説に仕立ててやり...
太宰治 「めくら草紙」
...氏がこの孤立主義の一貫した実行者であって...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...批判主義の一貫した体系に於ては少しも積極的な役割を有っていないことからでも判るように...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...このパンフレットは一貫した論理を以て貫かれているのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...例の祭政一致声明とこの文教刷新政綱とは全く相一貫したものでただその一貫物が...
戸坂潤 「社会時評」
...それが経済学・政治学・法律学・文化理論・歴史学・等々を貫く一貫した方法であればこそ始めて...
戸坂潤 「読書法」
...由来宗教批判は唯物論の一貫した課題である...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...中学五年間、この油揚げと、湯葉で一貫した...
直木三十五 「死までを語る」
...常に一貫した日本民族の「美の類型」には...
中井正一 「美学入門」
...一貫した主張をもたないで...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...一貫した目的であったから...
宮本百合子 「女の学校」
...国の南北両端にわたってほぼ一貫した特徴は...
柳田国男 「海上の道」
...古今を一貫した考え方や物の見方を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...すべて一貫したリズムがあった...
横光利一 「微笑」
...そして一貫した日本だましひの底に流るる血潮の神祕――と多岐にわたつて...
吉川英治 「折々の記」
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