...一貫した主色というものが感ぜられなかったが...
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...首尾一貫した記録であって...
江戸川乱歩 「悪霊」
...そしらぬふりして首尾のまったく一貫した小説に仕立ててやり...
太宰治 「めくら草紙」
...技術的範疇の一貫した線に沿うて行なわれていないからなのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...首尾一貫したものでなければならぬという点である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...近衛内閣の近来にないこの首尾一貫した国防絶対至上主義への忠勤(之は同時に...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...この一貫した或るもの...
戸坂潤 「社会時評」
...從つてピュローン流の論法で行けば首尾一貫したる懷疑論では無いのである...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...一貫した主義はないらしい...
内藤湖南 「支那目録學」
...毎月第三日曜に極めて真摯に首尾一貫した落語を演ずることをモットーに...
正岡容 「大正東京錦絵」
...しかるにその才能と智力とが周知なこれ等の人々はこれにほとんど留意しようとはせず一貫した熱意と信念とをもってかかる思索の道を進めているのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一貫した目的であったから...
宮本百合子 「女の学校」
...一つの作品を完成させるに必要な作者の一貫した生活気分が合法生活と非合法生活との間にわけられていて...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...それをもち来す根本の一貫したものが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三つの演目の間に一貫した方針も調和も統一も無かった...
三好十郎 「俳優への手紙」
...かかる一貫した美の目標の下に...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一貫した目標も軌道もない...
吉川英治 「新書太閤記」
...一貫した交友をつづけて来たことだけでも...
吉川英治 「新書太閤記」
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