...おだやかにさとされて一言も無いといふ図はなんともうれしく有難く...
太宰治 「右大臣実朝」
...一言も無い...
太宰治 「自作を語る」
...古河市兵衞に對しては一言も無いと云ふ政府である...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...夫子何ぞ彼を善しとする?」孔子もさすがにこれには一言も無い...
中島敦 「弟子」
...恐らく作者は一言も無いだらうと私は思ふ...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...翠川君一言も無い...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...何と言はれても一言も無いよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「平次殿、――一言も無い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まさに一言も無い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...塀の此方(こっち)からは見当もつかないよ」「へェ」八五郎はまさに一言も無い姿でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だが――」赤羽橋の友吉も最早一言も無い姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何と云はれても俺は一言も無い...
牧野信一 「F村での春」
...あの時の事云はれると一言も無い...
眞山青果 「茗荷畠」
...……やられた!……俺にゃ一言も無い...
三好十郎 「好日」
...又ぞろおせいさんまで引っぱって来るのが身の程知らずだと言われれば一言も無いがね...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
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