...総てで以て十四荷(か)――一荷は一担(ひとかつ)ぎで...
石川啄木 「赤痢」
...あとで持(も)ち出(だ)した片手(かたて)さげの一荷(いつか)さへ...
泉鏡太郎 「十六夜」
...毎日逢坂の水を一荷ずつ水桶で家に運ばせることにした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...こうして背中に一荷物しょい込み...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを、一荷十銭として、一台が二十荷積みであるから、二円、三十台で六十円となるが、トラック一回の費用が前述の如く、一台一回一円五十銭、三十回で四十五円かかる訳であるから、結局十五円というものしか収入になって来ないのである...
火野葦平 「糞尿譚」
...小麦四ファネガの一荷の価格は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...プラム・ケエクを一荷(いっか)抱えながら続いた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...お母さん一荷をおろしたとおっしゃっているのは全く御同感ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...両掛(りやうがけ)一荷...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...午からまた一荷苅った...
森鴎外 「山椒大夫」
...一荷ずつの勧進を受けて...
森鴎外 「山椒大夫」
...家柄からいったら一荷なり二荷なり添えて嫁がせなければならない家柄であるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...薪(まき)を採(と)って一荷(いっか)ずつ持ってくる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...一荷でも失っては大変と...
吉川英治 「三国志」
...一荷や二荷ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...天秤(てんびん)で一荷(か)の荷をかついで通った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それは夜ッぴての遊蕩客(あそびきゃく)のためにある夜通し屋の一荷(か)で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一荷(いっか)の酒が...
吉川英治 「茶漬三略」
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吸わせる やはり野に置け蓮華草 上流階級
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