...彼の行動からは一脈も訝しむ余地がなかった...
...この芸術品には一脈の方向性が見られる...
...新しいビジネスを始めるためには、一脈のアイデアが必要だ...
...彼女の作品には一脈の感性が表れている...
...将来への展望が見えない中で、一脈でも見つけ出すことが大切だ...
...何処か一脈の温かさ柔かさを湛(たた)えて居るのは...
岩本素白 「六日月」
...どこか家風の結果といふやうな一脈の潔癖さが混交してゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...また一方においては西欧のユーモアと称するものにまでも一脈の相通ずるものをもっているのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...葉末から滴(したた)り落ちる露がこの死んだような自然に一脈生動の気を通わせるのである...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...額に一脈の淋しさを浮べ...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...この点と一脈通じているところがあるのであろう...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...パデレフスキーのはポーランドの愛国者としてショパンと一脈心持の通いがあり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...店中は一脈の不安を殘し乍らも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一脈の野趣と言はうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一脈の關係があることは明かですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一脈の關係がありさうにも思へるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一脈心細さもあり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一脈相通じるもののあることを感じます...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...ロンドンは笑婦に一脈の共通な悲しいところがある...
横光利一 「欧洲紀行」
...白い一脈の白気が...
吉川英治 「三国志」
...一脈の繋(つな)がりもない別天地かと...
吉川英治 「新書太閤記」
...一脈の禅味と気魄があって...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...一脈の殺気が弦之丞の面を打ってくるように思われる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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