...彼の行動からは一脈も訝しむ余地がなかった...
...この芸術品には一脈の方向性が見られる...
...新しいビジネスを始めるためには、一脈のアイデアが必要だ...
...彼女の作品には一脈の感性が表れている...
...将来への展望が見えない中で、一脈でも見つけ出すことが大切だ...
...何処か一脈の温かさ柔かさを湛(たた)えて居るのは...
岩本素白 「六日月」
...とにかく一脈の縁の水路が続いていたのだった...
海野十三 「深夜の市長」
...また一方においては西欧のユーモアと称するものにまでも一脈の相通ずるものをもっているのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...夫と之との間には一脈共通なものが発見されるかも知れない...
戸坂潤 「辞典」
...額に一脈の淋しさを浮べ...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...集合溝渠を完全ならしむるその一脈は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自然の姿に一脈のつながりをもっているので...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...一脈の詩情を湛(たた)えた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...何かしら一脈の怪奇さがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「親分」ガラッ八も一脈の不安に襲われます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...店中は一脈の不安を殘し乍らも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに一脈の關係のありさうな山之助お比奈兄妹の後ろにも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私のうちの一脈(いちみやく)は...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...血の氣のしづまりきらない三河系統の旗本の一脈が...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...その凄慘な感じのうちに一脈の云ひしれぬ sweetness を湛へた手記を讀んでゐるうち...
堀辰雄 「高原にて」
...彼我を通じ前後を縫うてゐる一脈のものが流れてゐた...
水野仙子 「道」
...街の騒音にもそこに一脈の愛(いと)しさを覚えずにはいられないのである...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...一脈の哀傷と不安なものがカスれていました...
吉川英治 「江戸三国志」
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