...彼の行動からは一脈も訝しむ余地がなかった...
...この芸術品には一脈の方向性が見られる...
...新しいビジネスを始めるためには、一脈のアイデアが必要だ...
...彼女の作品には一脈の感性が表れている...
...将来への展望が見えない中で、一脈でも見つけ出すことが大切だ...
...かつその一脈の精神を持続せんと欲せば...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...科学の方法と一脈の相通ずる所があると云われる...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...現在の彼と一脈の新生活を初めるには...
徳田秋声 「仮装人物」
...私たちの間には一脈の距てが出来ていました...
豊島与志雄 「幻の園」
...國府臺から中山を過ぎて船橋の方へと松林に蔽はれた一脈の丘陵が延長してゐる...
永井荷風 「畦道」
...この河底には一脈の哲学的憂鬱が漂うていたほどである...
中島敦 「悟浄出世」
...一脈の反骨を蓄えるのは...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...何にかしら此二人には一脈相通ずる名人魂があつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「親分」ガラッ八も一脈の不安に襲われます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一脈の關係があることは明かですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一脈心細さもあり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...うっ積していた人々の気持にも季節のめぐみは一脈のやわらぎを伝えるのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...それは一脈の諧調(かいちょう)をもっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...それ以来銀座散歩に一脈の不安を感じてゐたのである...
牧野信一 「途上日記」
...土細工の鳩笛の音は単調ではあるが一脈の哀音をもつてゐる...
牧野信一 「貧しき日録」
...歌人だけに西行と一脈どこか通じているものがあった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一脈の禅味と気魄があって...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...中(なか)の洲(す)から西方の主流の一脈が...
吉川英治 「源頼朝」
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