...岐道へくる度に一群れずつ闇に消えていった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...他の別莊友だちの一群れがいろんな口實をつけてパーヴェル・パーヴロヴィチを別の方角へ誘って行く――といったことも...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...一群れの小蝿(こばえ)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一群れずつ、ぱっぱっと四散して、どこかへ行ってしまったのであろう...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...其処に一群れをなして佇みながら...
豊島与志雄 「微笑」
...黄色い葉が僅か散り残ってる一群れの山吹があった...
豊島与志雄 「無法者」
...ゆかしき香りの一群れが二人の足の下に散る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...どや/\と乗り込んだ一群れの人に交つて二人は明るい車の中にその姿を置いた...
水野仙子 「散歩」
...珍らしい旅人の一群れが歩いている...
森鴎外 「山椒大夫」
...一群れはしばらく黙って歩いた...
森鴎外 「山椒大夫」
...――――――――――――荒川にかけ渡した応化橋(おうげのはし)の袂(たもと)に一群れは来た...
森鴎外 「山椒大夫」
...一群れの客を舟に載せて纜(ともづな)を解いている船頭がある...
森鴎外 「山椒大夫」
...これらの人人も何らかの病根を抱いてそれぞれ苦しんでいる一群れだが...
横光利一 「旅愁」
...夕陽を負ってとぼとぼとこっちへ向って来る一群れの人馬がある...
吉川英治 「三国志」
...一群れの老民が道に拝跪(はいき)しながら進みでて...
吉川英治 「三国志」
...ある一群れは芝生に脚を伸ばしたりして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...中でも一群れの香具師(やし)かと見える風態の者どもが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...次の一群れが来る...
吉川英治 「親鸞」
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