...まだ枯れ果てない菊や萩(はぎ)などが雑草と一緒くたに情けも容赦もなく根こぎにされるのを見るとさすがの葉子もはらはらした...
有島武郎 「或る女」
...今朝の昇汞(しようこう)の事がぐら/\と一緒くたになつて...
有島武郎 「お末の死」
...人も機械も一緒くたに緊張の中に叩ッ込まれ...
大阪圭吉 「坑鬼」
...博士は霰酒と奈良潰とを一緒くたに鵜呑にしたやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...みんな一緒くたに...
太宰治 「乞食学生」
...カーチャの真紅な頬と一緒くたになって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...なる程国民と云えば貧農も地主もルンペンも資本家も一緒くたに数えられるわけだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...一緒くたにして了うという極めて乱暴な結果に陥るのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...さし当り政党政治もマツリゴト政治も一緒くたにして...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...社会的観点から自分の知能の向上も利用も考えて見たこともない悪質インテリ(彼等はつまりインテリジェンスそのものが悪質なのだ)が、インテリの青白さを嘆くことによって、その知能自身の著しい低下、低能化を招いたという事実は論外としても、知能上の特殊技能を自ら無視する先に例としてあげた単純なアンチ・アカデミッシャンや、自分達インテリはどっちの階級にぞくすべきかを論じた以前のインテリ論者達は、社会に於ける集団的インテリジェンスの問題と、社会階級の問題とを、一緒くたに、同列に並べて了っているのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...噴火口は何もかも一緒くたに熔解して...
豊島与志雄 「自由人」
...私の家と自分の家とを一緒くたに考えて...
豊島与志雄 「絶縁体」
...チャンバラと捕物とを一緒くたにするあわて者が...
野村胡堂 「胡堂百話」
...あんたは二人を一緒くたにしちまってるよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...夜卓の上のものと一緒くたになって床のうえに落ちた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...神も仏も一緒くたに...
久生十蘭 「魔都」
...叩きこわしの奴等と植木村の百姓が丁度一緒くたになりやがって...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ビタ銭も土も小判も一緒くたに財布に入れ...
吉川英治 「松のや露八」
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