...一等船室には、實際、三名の番屋が三ヶ所に陣取つてゐた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...さすがに一等船室というのはないが...
海野十三 「恐竜島」
...一等船室の大広間に足を踏(ふ)み入れると...
田中英光 「オリンポスの果実」
...あの長平丸の一等船室の下のところで...
田山録弥 「北京の一夜」
...一等船室は、上下二段のベッドがあり、毛布も白く新しかつた...
林芙美子 「浮雲」
...そしてそれは彼に何となく一等船室のサロンを思わせた...
堀辰雄 「聖家族」
...そしてそれは彼に何となく一等船室のサロンを思はせた...
堀辰雄 「聖家族」
...立入禁止区域に入っては一等船室の西洋人をのぞき見したり...
柳田国男 「故郷七十年」
...天井には雲母刷(うんもず)り極上の模様紙が一等船室のように輝いている...
夢野久作 「暗黒公使」
...楽浪丸(らくろうまる)の一等船室から一人の見窄(みすぼ)らしい西洋人がヒョロヒョロと出て来た...
夢野久作 「人間レコード」
...一等船室らしい見事なベッドの中に...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...一等船室(キャビン)の甲板から頓馬(とんま)な首をのばして...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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