...夜な夜な孤灯一穂のもと、本を読むのが好きです...
...彼女は孤灯一穂の生活を好み、ひとり旅をすることが多い...
...孤灯一穂の中、人生の見方を熟考する時間をもっています...
...心細く孤灯一穂の家にたどり着いたが、親切な人に迎え入れられた...
...忙しい日々から、たまには孤灯一穂の時間を作ることも大切だ...
...一穂(すゐ)のともし火のもとに錬金の書を読むフアウストを軽蔑するのは誤りである...
芥川龍之介 「僻見」
...あるいはわが邦在野の政治家は将来を思うて一穂(すい)の寒燈...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一穂(すい)の燈火(ともしび)がゆらゆらと揺れます...
中里介山 「大菩薩峠」
...次に一穂につく籾数を増やすことも大切である...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...一穂に例えば五十粒つくところを八十粒にしようというふうに...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...一穂(いっすい)の春灯(しゅんとう)で豊かに照らされていた六畳の間(ま)は...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...枝梗の数は一穂に五...
牧野富太郎 「植物記」
...同人としては、伊藤整、板垣直子、春山行夫、丹羽文雄、本多顕彰、徳永直、徳田一穂、岡田三郎、尾崎一雄、尾崎士郎、大鹿卓、和田伝、上泉秀信、田辺茂一、楢崎勤、室生犀星、窪川鶴次郎、福田清人、浅野晃、榊山潤、水野成夫と申す顔ぶれです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...秋声の息子の一穂も親父程の骨組みと角とがなくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一穂(すい)の燈火を垂れ...
吉川英治 「三国志」
...一穂(すい)の灯に見恍(みと)れ合った...
吉川英治 「私本太平記」
...その一穂(いっすい)を仰いだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...一穂(いっすい)の燈(とも)し灯(び)をそばにおいて...
吉川英治 「親鸞」
...寂(じゃく)として――庵室のうちは静かなのである――ただ短檠(たんけい)の一穂(いっすい)の灯が...
吉川英治 「親鸞」
...かかる文業(ふみわざ)も世の草々の一穂(いっすい)と眺めやるに過ぎまい...
吉川英治 「茶漬三略」
...一穂(すい)の灯火(ともしび)のほか...
吉川英治 「源頼朝」
...一穂(すい)の御明(みあか)しは消えなんとしながら消えもせず...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一穂(すい)の明りを仰ぐと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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