...むかし熊坂長範(ちやうはん)が山で一稼ぎする積りで夜(よ)が更けて高野へ登つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...山でもまだ一稼ぎしなければならぬので...
薄田泣菫 「茶話」
...蜂は蜂で、正午前後のぽかぽかと暖かい頃を見計らつて、「もう一稼ぎだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...一稼ぎするつもりである...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...もう一稼ぎ出陣とやらかすかね」「いけないよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...T「朝ッぱらから一稼ぎしてやがるかも知れ無えぞ」其辺で鉄五郎クルッと踵を反して走り去る...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...御新開の江戸で一稼ぎと来る途中...
吉川英治 「宮本武蔵」
...いま一戦争あつて引出されると俺もこれでまた一稼ぎ出来るがなア...
若山牧水 「岬の端」
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