...そこには一疋の馬を縛(つな)いだ車が置いてあった...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...私の処にもさっき一疋おりましたよ」「そうか...
田中貢太郎 「蠅供養」
...圏の中には豕が一疋多くなっていた...
田中貢太郎 「劉海石」
...蘇で一疋の※(すっぽん)を獲ったが径(さしわたし)二尺あまりもあった...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...翌日他の一疋がのろ/\と其(その)侶(とも)を探がしに来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一疋の蛇が居れば...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼は悪罵(あくば)と鞭とに育てられ一疋前(いっぴきまえ)の犬となる前にすでに荷車を挽く擦傷(すりきず)のいたさと...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...いやに髭(ひげ)なんか生(は)やして」「怪(け)しからん奴だ」髭を生やして怪しからなければ猫などは一疋だって怪しかりようがない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...人間一疋の通用が出来ぬけれど...
二葉亭四迷 「平凡」
...その木の下には一疋の竜がいて...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...そのおそろしい蛇を一疋ずつ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...また私は蟻一疋でも虫などを無駄に殺すことをようしなくなった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ポヤン毎(つね)に虎の使い物一疋常住附きいる...
南方熊楠 「十二支考」
...どう致しまして野猪様御一疋でいらっしゃっても恐ろしくてならぬものを御眷属まで残らず家来にしようなどとは夢存じ寄りません...
南方熊楠 「十二支考」
...私はまるで一疋の蟻のように小さく坐って合掌していた...
室生犀星 「幼年時代」
...牡牛を一疋貰つて...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...また一疋の大きな白い蛾が彼の肩さきにとまつてゐた...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...犬一疋、一日の供食には、白米三合、味噌五十目、干鰯(ほしか)一升ずつ――日によって物はちがうがこの程度である...
吉川英治 「大岡越前」
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