...その詩は諸君もご承知のとおり山陽の詩の一番初めに載(の)っている詩でございます...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...お由の屍骸を一番初めに見附けて来たなあ何処の何奴(どいつ)だ...
海野十三 「白蛇の死」
...それも總て一番初めに持つてをる自信の程度によつてかういふ結果が決るのである...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...そのうちに例の高い木の中の一番初めの木のところへ着いたので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...まず一番初めの賛成者にサー・チャールス・エリオットを入れた訳であります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...で一番初めは著述のない時代...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...總ての列傳の總序として一番初めに書いたのであつて...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...一番初め、偽名した時は橘(たちばな)だったわね...
永井荷風 「ひかげの花」
...一番初めにお延の耳を打ったのは「愛」という言葉であった...
夏目漱石 「明暗」
...一番初めに広告を書いた良寛さんが...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...一番初めに『古事記』の仮名を出し...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...玩弄さるる美一番初めに云って置きたいのは...
松永延造 「職工と微笑」
...アンデルセンの「絵のない絵本」の一番初めの話は...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...「……ホオオオ……それは……ミセス・シムラは何という名前になっておりますか」「……アスタ・セガンチニ……一番初めのプログラムに出ておいでになります...
夢野久作 「暗黒公使」
...一番初めの演説を受持って御座るとかで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...横浜短詩社をやっていた弁護士の安斎一安氏から「横浜で子供にアマサンを掛けさせた一番初めの人は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...気を失っていた伯爵が一番初めに叫んだ言葉は『ドバルは生きているか?』ということでした...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...一番初めに、ルパンは銃で撃たれて倒れた時、ルパンは自分が僧院の中で仕事をしている頃見つけておいた例の隠れ穴の土窖の中までどうにかして逃げようとしたのだった...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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