...「お前も一番乗って儲(もう)かれや」とその中の一人は仁右衛門をけしかけた...
有島武郎 「カインの末裔」
...敵の城へ一番乗で塀際へ着いた処を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ところは大東京(だいとうきょう)で一番乗り降りの客の多いといわれる新宿駅の...
海野十三 「赤外線男」
...さあ一番乗りの特種を下さい!」外国船の秘密大隅学士は直ぐに佐々記者と仲よしになった...
海野十三 「地球盗難」
...一番乗りはしたけれど……」とドレゴは口惜しそうな声を出した...
海野十三 「地球発狂事件」
...江の川を一番乗りに打ち渡り」抜群の軍功をたてて安芸国吉田庄に三千貫の知行をえた...
薄田太郎 「広島という名の由来」
...俺が一番乗出してやろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...当然ロシアが一番乗りするでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ジャスパーペインが一番乗りした事だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...徐州一番乗りばっかりいうもんで...
三好十郎 「胎内」
...一番乗りをし給え」と...
吉川英治 「三国志」
...おそらくは六波羅陥(おと)しの一番乗りを心がけているのだろうが...
吉川英治 「私本太平記」
...人穴城(ひとあなじょう)の一番乗りをせよや」同時に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...若君(わかぎみ)に一番乗りをとられるな」「おん大将に死におくれたと聞えては...
吉川英治 「神州天馬侠」
...明夜の清洲城一番乗りを...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう一番乗り二番乗りの名のりが敵の城壁をこえていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...はや城内には、一番乗、二番乗、と名乗り続けて、われ先と争う敵の尖兵(せんぺい)が入りこんでいるのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...もうこの大河の一番乗りは景季ひとりが相手ではなかった...
吉川英治 「源頼朝」
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