...これも第一番に、前の重ガラスで発見したので、ファラデーの手帳に書いてあるのにも、「鉛の硼硅酸塩、すなわち重ガラスの棒を取った...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...三根夫はじぶんが第一番に見物にいけるというので大よろこび...
海野十三 「怪星ガン」
...吉例によって第一番に御神輿様が総領事館に参ったんでございますよ』『敬意を表しにですか?』『左様なんでございます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...これを読んで一番に物好きの眼を光らせたのは...
薄田泣菫 「茶話」
...最後の隧道を抜けていよ/\上高地の関門をくゞつたとき一番に自分の眼に映じた美しい見ものは...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...まず一番に目についたのは...
寺田寅彦 「庭の追憶」
...おれが一番に平手打ちを喰らわしたんだから...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その犯人としては車夫仲間へ一番に目を付けるという話だが...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...第一番に私を頼つて來られたのも無理は御座いません」中年男は靜に言ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...惡く賢こい野郎ぢやありませんか」「そんな細工をした火つけ野郎がわかつてゐるか」「わからないから困つてゐるんで」「心當りくらゐはあるだらう」「あり過ぎるんですよ」「誰と誰だ」「第一番に勘兵衞の女房のお角...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隱さずに皆んな打ち明けて話してくれ」「へエ」「第一番に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さうしたら僕は先づ第一番に照ちやんを殺すぜ...
牧野信一 「妄想患者」
...只何れにするも不徹底が一番にいけない...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...その事については第一番に人の心から負惜(まけお)しみという劣情を引去らなければならん...
村井弦斎 「食道楽」
...いざ事だとなると第一番に水の中へ沈んでしまいそうなところがある...
横光利一 「欧洲紀行」
...呂布は、第一番に、塢の城中へ乗込んだ...
吉川英治 「三国志」
...一番に姜維(きょうい)がそこを出て...
吉川英治 「三国志」
...まずは一番に女房...
吉川英治 「新書太閤記」
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