...フードセンサーで厚みを測るため、サンドイッチの一片を極薄にスライスする...
...中国の古詩で、唐の詩人白居易によって詠われた「長恨歌」において、「一片花飛渡千山、疑是銀河落九天」という有名な句がありますが、この句中に出てくる「千山」というのは、武帝の陵墓がある武夷山のことを指しています...
...切れ切れな思い出の一片(いっぺん)に過ぎない...
芥川龍之介 「百合」
...まだ一片(ひとひら)も落葉せぬ枝々を...
石川啄木 「葬列」
...氷を一片(ひときれ)...
泉鏡花 「浮舟」
...しかし阿五には一片の侠気があって...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...仮令一片のおどし文句にもせよ...
江戸川乱歩 「黒手組」
...水莖の跡うるはしき一片の玉章は...
大町桂月 「牛經」
...いやしくも文芸の道に一片の了解をいだく者の...
岡倉由三郎 「茶の本」
...結局トーキーの中のただ一片のカットを見物したと同じに...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...一片の人情に触れると...
豊島与志雄 「自由人」
...青空の一片が切り取られて見える...
豊島与志雄 「紫の壜」
...あたかも無限の一片のように思われてくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その街路の一片が延びていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...古い一片の絨毯(じゅうたん)のぼろの上に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一片の食を投じて...
中里介山 「大菩薩峠」
...不思議な雲の一片となって昇華する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...国に尽そうとする一片の心があって...
三好十郎 「俳優への手紙」
...その真紅の一片の花びらは...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...また今日の空閑地を罵るやうな一片の感情でないことは...
吉川英治 「折々の記」
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