...フードセンサーで厚みを測るため、サンドイッチの一片を極薄にスライスする...
...中国の古詩で、唐の詩人白居易によって詠われた「長恨歌」において、「一片花飛渡千山、疑是銀河落九天」という有名な句がありますが、この句中に出てくる「千山」というのは、武帝の陵墓がある武夷山のことを指しています...
...途中一片の銅銭もなく一ヶのパンもなく飢(うゑ)と労(つか)れに如何(いかん)ともすることなく人里遠き林中に倒れむとしたり...
石川啄木 「閑天地」
...他日一片の書状で国王の位を失わなければならぬ事があるとしましたら...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...自分は一片のパンを得ることができるかどうかという永遠の心配をしていなければならぬのか...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...正しく一片の私情をも挟まざる公憤であると...
辰野九紫 「青バスの女」
...一人の幸福な奴隷には一片の耳語を恵み...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一片の麩(ふ)を争う池の鯉の跳躍への憧憬がラグビー戦の観客を吸い寄せる原動力となるであろう...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...ところがフオストフ大尉に一片の命令を與へて雲がくれしたレザノフは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ぼくの魂の一片は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしてフランス軍にこわされた北門の一片が壁にかかっている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...屋敷の中に引き裂かれた手紙の一片を見いだした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...シャンヴルリー街の事件はただ一片の雲のように記憶の中に漂っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...然しながら其一片と雖此を楔子に削る時大厦の柱をも堅固にすることが出來る...
長塚節 「商機」
...まっ青な空に浮ぶ一片の白い雲がキラキラと雪のやうに光ってゐる...
原民喜 「夏の日のちぎれ雲」
...不思議な雲の一片となって昇華する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...人生の最も温良な一片に対して向けられた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...もし一片の良心を存しているなら...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...大舷の窓被ふある暖炉かな一片のパセリ掃かるゝ暖炉かなストーブや黒奴給仕の銭ボタンといふ句があつた...
芝不器男 「不器男句集」
...彼の臣子一片の忠誠は...
吉川英治 「新書太閤記」
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