...フードセンサーで厚みを測るため、サンドイッチの一片を極薄にスライスする...
...中国の古詩で、唐の詩人白居易によって詠われた「長恨歌」において、「一片花飛渡千山、疑是銀河落九天」という有名な句がありますが、この句中に出てくる「千山」というのは、武帝の陵墓がある武夷山のことを指しています...
...左手の箱から香の一片を取って炭の上にのせ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...氷を一片(ひときれ)...
泉鏡花 「浮舟」
...いつもは自分でパンを切って先づ子供達に一片づゝ笑顔で分けてくれます...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...この一片の予告状を...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...つひにどこからも一片の表彰をされたこともなく...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...漫画の作品はその裏地の一片にはなる...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...一体思想の一片でなぜないのか...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...一片の手紙――かわいいおどけた数語――が来た...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一片の腐肉を見出すと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は胸から一片の紙を取出しました...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...彼は一片の麺麭(パン)も食わず一滴の水さえ飲まず...
夏目漱石 「幻影の盾」
...予かつて庭に遊ぶ蟹に一片の香の物を投ぐると走り寄りて右の螫(はさみ)でこれを執る...
南方熊楠 「十二支考」
...帰りてその一片を源公に献じ公もまたこれを食す...
柳田国男 「雪国の春」
...このかすめ去った感覚の一片こそ...
横光利一 「欧洲紀行」
...一片の雲さえなく晴れていた空の遠い西の方に...
吉川英治 「三国志」
...生前の好誼(よしみ)に酬う義心一片...
吉川英治 「三国志」
...一片(ぺん)の布(ぬの)をもって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...暖簾の一片一片に...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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