...彼女は一毛不抜の嘘をついた...
...この作品は一毛不抜に再現されている...
...彼は一毛不抜の証言をした...
...その実験は一毛不抜に再現できない...
...彼は一毛不抜の模写をした...
...ただ九牛(きゅうぎゅう)の一毛(いちもう)に過ぎず候...
泉鏡花 「凱旋祭」
...切(せ)めて山本伯の九牛一毛(きゅうぎゅういちもう)なりとも功名心があり...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...文字に記されたものの全体から見れば九牛の一毛であるのが例であるのみならず...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...三千両は九牛(きゅうぎゅう)の一毛(いちもう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...九牛の一毛だ」その時...
中里介山 「大菩薩峠」
...麦から見れば二年一毛作である...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...もちろん一毛作しか出来ない...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...頭を剃り落して一毛もありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...汝の黒一毛にも及ばない...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...しかし是れはボクの希望の九牛の一毛である事だけは承知して貰いたい...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...第一毛頭覚えのない事……と云い切って立去りかけたところ...
夢野久作 「斬られたさに」
...一毛利家ではありませんか...
吉川英治 「黒田如水」
...鷲(わし)の一毛(もう)にもたらず...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一毛利家の家憲の下に在らざるを得ない遣(や)り場(ば)なき武魂は声なく哭(な)いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほんの九牛の一毛を...
吉川英治 「親鸞」
...毛抜(けぬ)き一毛脛(けずね)が大の字を書いている...
吉川英治 「松のや露八」
...一毛のこらず真っ白になっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その古人に比すれば今人は九牛の一毛にだも及ばない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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