...この稀薄な星雲の密度が侵入者の軌道の各々の側で一様でないと仮定する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...山の動きかたも距離の差があるから一様でないので困るんです...
上田広 「指導物語」
...決して一様でないことは前にも述べたが...
丘浅次郎 「人道の正体」
...その子の母を思慕する情は尋常一様でないのであるが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ただそのある物を表わすべき手段が一様でない...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...普通の「時」とエントロピーとの歩調がいかに一様でないとしても...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
......
中野鈴子 「ふしあわせ者のうた」
...しかし認めらるると云うのは説明されるとは一様でない...
夏目漱石 「写生文」
...題辞の書体は固(もと)より一様でない...
夏目漱石 「倫敦塔」
...世間の人が見たらば甚(はなは)だ尋常一様でないのかも知れぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しかし日本の飯はその家によつて堅きを好むとか柔かきを好むとか一様でないから...
正岡子規 「病牀六尺」
...「人間は一様でない? 馬鹿な! 別々のものが一つに見える...
松永延造 「職工と微笑」
...日本のいりくんだ生活のなげる様々の影は一様でないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それぞれの熱の入れ方は一様でないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...従って名の付け方も各地一様でないのだが...
柳田國男 「地名の研究」
...何故にこれを忌むかという説明は一様でない...
柳田国男 「山の人生」
...見た人は多かろうが印象は一様でないわけである...
柳田国男 「雪国の春」
...土地の量が無限でなくそして地質が一様でないからであり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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