...彼等の考(かんがえ)が皆一様でないことも知っている...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...決して一様でないことは前にも述べたが...
丘浅次郎 「人道の正体」
...また人間の知力の発達の程度は決して一様でないゆえ...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...その子の母を思慕する情は尋常一様でないのであるが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...人の思想は文化の発達の程度によって決して一様でない...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...而(しか)してその区々(まちまち)な表現の価値を定めるものも科学の場合とは無論一様でない...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...普通の「時」とエントロピーとの歩調がいかに一様でないとしても...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...しかし認めらるると云うのは説明されるとは一様でない...
夏目漱石 「写生文」
...題辞の書体は固(もと)より一様でない...
夏目漱石 「倫敦塔」
...世間の人が見たらば甚(はなは)だ尋常一様でないのかも知れぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しかし日本の飯はその家によつて堅きを好むとか柔かきを好むとか一様でないから...
正岡子規 「病牀六尺」
...人間は一様でない...
松永延造 「職工と微笑」
...「人間は一様でない? 馬鹿な! 別々のものが一つに見える...
松永延造 「職工と微笑」
...けれどもその分布は決して一様でない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...日本のいりくんだ生活のなげる様々の影は一様でないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それぞれの熱の入れ方は一様でないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...従って名の付け方も各地一様でないのだが...
柳田國男 「地名の研究」
...ところでこの「五十にして」の意義が解する人によって一様でない...
和辻哲郎 「孔子」
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