...初穂を収穫するときは、神棚にお供えするために一束とっておく...
...手に露けき花の一束を取りたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そうした馬琴の読本やいろんな絵本を一束ずつ買って来たものでございます...
上村松園 「幼き頃の想い出」
...一束の小さな紙札が握られている...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...私は自分が刈草の一束ででもあるかのやうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...一束が千枚あるか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...(数枝)(睦子の手に握られてある一束(ひとたば)の線香花火に気附いて)おや...
太宰治 「冬の花火」
...頬冠りした手拭の破れから出た一束の白髪が凩(こがらし)に逆立(さかだ)って見える...
寺田寅彦 「凩」
...又ハイデッガー其の他の哲学をも一束にして...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...こがね虫のいっぱいはいった古い毛糸の靴足袋(くつたび)や一束のリラの花などを売りつけようとする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その麦束を一束取って地べたにつきたてて...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...一束ずつ抱え出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから乏しい片鬢(かたびん)を一束割(さ)いて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...髪を一束につかねた...
野村胡堂 「死の予告」
...一束(ひとたば)や二束はあるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手には一束の原稿記事が...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...勿論彼のためには飢ゑを滿すべき一束の枯草も...
三好達治 「艸千里」
...服部(はとり)手に取る糸一束(つかね)...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...京町奉行所へ寄って打合せをするはずの一束(たば)の書類を出した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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