...十二枚袋入がたった一朱であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...十二枚一と袋一朱ではナンボその頃でも絵具代の足しにもならなかったは明かである...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...引札が作料一枚一朱...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...一朱二朱の銀判があり...
中里介山 「大菩薩峠」
...一兩二分と香奠(かうでん)の一朱を懷の中で掴んだまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一朱も下すつたことがあつたわ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分のは別に二百文」「――」「三千石の大世帶で一朱はケチだと思ふだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...匕首を一朱で買って小柳町の駄菓子屋に首を突っ込んでいたのは」八五郎は相変らず遠慮もなく張り上げます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...駄賃に三百文から一朱二朱まで取るそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一反(たん)二分(ぶ)一朱か二分二朱であったというから...
森鴎外 「渋江抽斎」
...父から一週間の小遣に一朱貰ふのが例になつてゐる...
森林太郎 「私が十四五歳の時」
...二分(ぶ)一朱(しゅ)とちょっとあります...
山本周五郎 「さぶ」
...一朱銀がざくざく出て来た...
山本周五郎 「契りきぬ」
...一朱銀がざくざく出て来た...
山本周五郎 「契りきぬ」
...金子は一朱銀一分二朱を持つてゐた...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...懐中(ふところ)から掴み出した一朱金小粒銀まじりの金を...
吉川英治 「剣難女難」
...首を振るぜ」「一朱か二朱か」「何しろ...
吉川英治 「醤油仏」
...昭和二三・初冬 吉野村菴にて著者乱国篇第一の声一朱雀(すじゃく)の辻に...
吉川英治 「親鸞」
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