...彼女は一本気な性格で、嘘をつくことができない...
...仕事に対しては一本気に取り組まなければならない...
...彼は一本気なプレーで相手チームを圧倒した...
...あの人は一本気すぎて、冗談が通じない...
...彼の一本気な態度に、周囲の人たちは感心している...
...江口の一本気の性格は...
芥川龍之介 「江口渙氏の事」
...背の高い眉毛(まゆげ)の濃い女で、一本気で、お高くとまって、がっちりして、おまけに自ら称するところによると知的な婦人だった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...一本気な熱しやすい真心とが輝いていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一本気のようでもございますしね...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...一本気なこの老人に...
直木三十五 「南国太平記」
...一本気な――その...
直木三十五 「南国太平記」
...一本気の信心に凝り固まった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼女が脱線したのには一本気な無邪気さもある...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...一本気だけに絶望の底は深かった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...自分もそういう一本気であった...
火野葦平 「花と龍」
...殉教者の如き一本気と...
牧野信一 「山を越えて」
...一本気の熱情だけは人一倍に激しい十九歳の女が心から人を尊敬するのにその人を愛さないでいられようか?尊敬と愛とを別々に切り離してそれぞれハッキリ見きわめることが出来ようか?研究会の会員や劇団の人たちが私のことを「山田先生の親衛隊」とからかっても私はまじめに心の中で山田先生にマサカの事がある時は身をタテにして先生を守る気になっていたその事で一度...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...下島勲お医者さんであるが、風流道の先輩、子供らしく芸術家肌で、一本気で、書のうまい人、時々わからぬことがあると尋ねて見る...
室生犀星 「交友録より」
...一本気な野口は女に誘惑されたに相違ありません...
山本周五郎 「花も刀も」
...正直で一本気だということがよくわかる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...確かに最初の結束だけはどうやら一本気の本物だったらしいんです...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...あっしの礼儀でございます」「礼儀だ? おのれ人を愚(ぐ)にするにも程がある」常に自らたしなめている一本気がまたもや金吾をして顔の色を変えさせました...
吉川英治 「江戸三国志」
...率直で、一本気で、気の強い、そうしてきわめて良心的な子路は、相手をそらさずに婉曲(えんきょく)に答えるなどということができなかったのである...
和辻哲郎 「孔子」
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