...昨日の出張で、一昼夜寝られなかった...
...彼女の手術は一昼夜じゅう続いた...
...一昼夜の雨で川が氾濫した...
...飛行機で一昼夜かかる旅行です...
...地震の後、避難所で一昼夜を過ごした...
...つい一昼夜以前、明智探偵に尾行されているとも知らず、大型和船の油障子のなかへ姿をかくした、女賊「黒トカゲ」だ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...つまり一昼夜五〇浬(カイリ)乃至八〇浬(カイリ)と見て...
大阪圭吉 「死の快走船」
...この辺に洪水の寄せてくるのは一昼夜かかったといいますが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...生クリームは七十七度の温度で一昼夜しか保証できないほど腐敗し易いものであるから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...一昼夜で縫ってくれます...
太宰治 「帰去来」
...一昼夜にすれば数十万発の微小な弾丸で射通されている...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...一昼夜に五、六回の噴出を、色々な器械を使って観測するのであるが、一回の噴出に約二時間もかかる上に噴出前の準備があり噴出後の始末もあるので、夜もおちおち安眠は出来なかった...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...往きに一昼二夜、復えりに一昼夜、皮相(ひそう)を瞥見(べっけん)した札幌は、七年前に見た札幌とさして相違を見出す事が出来なかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...まる一昼夜、心当りを探し抜いた挙句(あげく)、思案に余って両国から、フラフラと入水(じゅすい)しようとしたのでございます」忠実そうな老爺が、話しおわってとうとうポロポロと泣き出してしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこで一昼夜をおくった...
原民喜 「五年後」
...こと更の馬車腕車(くるま)に一昼夜をゆられて...
樋口一葉 「ゆく雲」
...一行は一昼夜半あまり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一昼夜のうちには...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...傷(て)を負ってから最(も)う一昼夜...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...一昼夜にわたる演芸会さえ催した...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...生れてから一昼夜...
三浦環 「お蝶夫人」
...一昼夜どうやらモツのですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本文の如く湯煮て後そのまま煮汁の中へ一昼夜漬けおき...
村井弦斎 「食道楽」
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