...この日は一日じゅう...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...あくる日は、一日じゅう、みんなで、さがしまわりました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...それは、三十歳ぐらいの、会社員のような人でしたが、べつに、会社へいくようすもなく、一日じゅう、アパートの部屋にとじこもって、窓のカーテンのすきまから、そっと、ひろっぱのほうをのぞいているのでした...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...何しろ一日じゅう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一日じゅう釣りばかりして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...ああして一日じゅう一片のパンのために仕事はする...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...一日じゅう泣きました……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...B村はまる一日じゅう...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...どちらも静かなひとたちで、ときどき、佐伯氏に本を読んできかせるらしい茜さんの澄んだきれいな声がきこえるほか、一日じゅう、ひっそりとくらしていて、部屋の障子(しょうじ)がひらかれることさえごくまれだった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「礼拝はまだすまないの、おつとめは」「兄はね、お風呂場の水道の蛇口の下へ、大きな洗面器をすえて、シャボンの泡をたてて、スポンジで、一日にいくども手を洗うんです……おつとめというのは、そのことなの……帰った当座は、お風呂場を水だらけにして、一日じゅう、洗濯をしていましたわ...
久生十蘭 「蝶の絵」
...彼はまるで一日じゅう雪の中をころがりまわっていたような...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...一日じゅう仕事に没頭しているのが何んだかもったいなくなって...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...一日じゅう森の中でズルスケのそばをすれすれに飛びまわるのでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...一日じゅう、主人の帰りを待っていた家族は、夜が更けてからこっそり家を出てゆく、そうしてごったくやと呼ばれる小料理屋や、「四丁目」または蒸気河岸の「根戸川亭」という洋食店の裏口をまわって残り物を貰い、僅かにその日を凌(しの)いでいた...
山本周五郎 「青べか物語」
...一日じゅうのっそりとして...
山本周五郎 「季節のない街」
...ばかみてえに一日じゅう板へ叩きつけてりゃあいいんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...さらさらと一日じゅう降り...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ゆうべからの雨は今日も一日じゅう窓外を打ッている...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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