...花嫁さんは、一日じゅう、屋根の上に出て、待っていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「空とぶトランク」
...三人は一日じゅう支度に追われた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一日じゅう閉じこめられていると...
田畑修一郎 「石ころ路」
...一日じゅう骨牌(かるた)をしていた三人の病人――その二人は兵卒で一人は水兵である――も...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...一日じゅうの大部分は藤棚(ふじだな)の下の浅瀬で眠ったり泥(どろ)の中をせせったりして暮らしている...
寺田寅彦 「沓掛より」
...一日じゅういろんな災難を忍び通さなければならなかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...子供はむかいの釜屋の夫婦が無性(むしょう)にかわいがってたいがい朝から借りてって一日じゅう遊ばせている...
中勘助 「妹の死」
...わたしたちは一日じゅう飢えていました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それからは一日じゅうそこを走るということになります...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...あさひは一日じゅう壁に向って坐っていた...
久生十蘭 「虹の橋」
...一日じゅう非常に雑踏してはいた...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...彼はまるで一日じゅう雪の中をころがりまわっていたような...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...一日じゅう仕事をして...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...一日じゅう遊び歩いたり...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...一日じゅう賑やかに騒いでいった...
山本周五郎 「似而非物語」
...一日じゅう椀の木地を作っているが...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...一日じゅう歩き暮れていたことなのだ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...にんじんは、「ううん、僕、持ってるほうがいいんだよ」そこで、一日じゅう、二匹の兎と、五羽の鷓鴣(しゃこ)とを担(かつ)いで廻るようなことがある...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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