...これでは一方で頻(しき)りに科学振興などを叫んでも...
石原純 「チャールズ・ダーウィン」
...また山代(やましろ)のククマモリ姫と結婚してお生みになつた御子はアシカガミワケの王お一方です...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...一方ではまた「経国美談」「佳人之奇遇(かじんのきぐう)」のごとき...
寺田寅彦 「科学と文学」
...一方で新しい不思議が多量に加わると同時に...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...胸のきりきりする痛みは募る一方であったが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...一方ではひどく涙もろくなった...
豊島与志雄 「自由人」
...一方でお前を許しても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一方では人々の懐古的興味を湧かすと同時に...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...――一方で大人達がさうだと他方女学生達は盛んに...
中原中也 「音楽と世態」
...一方では主人の手文庫(てぶんこ)を盜んだり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...即ち一方では、それが表面的に「事件を叙述する詩」と解され、一方では同じ言語が、詩の本質的な特色からして、英雄感的のものと解されている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...同時に彼のベッドの一方である...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...間もなく船の中の鼠は、皆々ほんたうの貴族になつたつもりで、次々の港から運び込まれる御馳走をならべて大夜会を開いたり、また一方では、大将から下士卒に至るまでの等級を定めて、軍隊を組織し、真夜中の甲板で調練を行つたり、船底を駆け回つて戦争の演習を怠りませんでした...
牧野信一 「船の中の鼠」
...しかるに一方では猴がややもすれば手が長いところから...
南方熊楠 「十二支考」
...一方では栄え他の一方では衰えることがあったのは...
柳田國男 「日本の伝説」
...他の一方では疑い惑(まど)う人々を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...十それからのちの五夜――万三郎は貯蔵所の内部を探る一方で...
山本周五郎 「風流太平記」
...しまった!」と一方で縦横無尽の怪腕をほしいままにしていた戸川志摩は...
吉川英治 「剣難女難」
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