...「一揖する」:挨拶や謝罪などの意味でお辞儀をする...
...「一揖一接(いちゆういっせつ)」:言葉使いや態度がとても丁寧で礼儀正しいこと...
...「一揖入魂(いちゆうにゅうこん)」:非常に熱心で、心をこめて取り組むこと...
...「一挙一揖(いっきょいちゆう)」:一つの際だった行為に対して、まとめて全ての礼を尽くすこと...
...「一揖百拝(いちゆうひゃくはい)」:謙虚な心で、相手に対してたくさんのお辞儀をすること...
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...微笑(びせう)して一揖(いちいふ)す...
泉鏡花 「花間文字」
...余(よ)愕然(びつくり)し山水を棄(すて)て此娘を視るに一揖(おじぎ)して去(さ)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しとやかなその奥さんはやがて一揖ののちにお消えになつた...
高田保 「貸家を探す話」
...」魚容は一揖(いちゆう)して...
太宰治 「竹青」
...ギンツェ営業部長 (一揖(いちゆう)して)公爵閣下の仰せのとおり...
林不忘 「安重根」
...李陵(りりょう)に一揖(いちゆう)してから...
中島敦 「李陵」
...増田晋は斯う言って軽く一揖しました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...早(はや)く竹椽(ちくえん)のもとに一揖(いつしふ)するを...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...満面に得意の微笑を泛べながら一座の人々に軽く一揖(いちゆう)した...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...真名古は一揖し、「私は仔細あって捜査課長の職を辞する決心ですが、まだ辞職願がお手元に届きません以上、官吏執務規律にある通り、命令とあるならばいかなる命令にも服従致しましょうが、たとえ局長であろうと、あなたの相談などに耳を藉している暇はありません」局長は額を撫で、「いや、何しろ、早急なことだったもんでこちらにも手落ちがあったが、まア、腹を立ててくれては困る...
久生十蘭 「魔都」
...その結果こそは刮目に価するというべきでしょう」そういって軽く一揖すると...
久生十蘭 「魔都」
...田村が俺と向ひ合つて腰をすゑて俺に一揖(いつしふ)したから...
平出修 「畜生道」
...ふしぎに生絹(すずし)にうやうやしく一揖(いっしゅう)をするものがあった...
室生犀星 「荻吹く歌」
...しとやかに一揖をした...
室生犀星 「故郷を辞す」
...」筒井は腰を折って一揖(いっしゅう)した...
室生犀星 「津の国人」
...登は片手で「どうぞ」というふうに一揖(いちゆう)した...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...型の如く道場の中央へ進んで一揖(いちゆう)なし...
吉川英治 「剣難女難」
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