例文・使い方一覧でみる「一抹」の意味


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...彼女の顔に一抹の不安が浮かんでいた...   彼女の顔に一抹の不安が浮かんでいたの読み方

...試験に一抹の不安を感じている...   試験に一抹の不安を感じているの読み方

...彼の表情に一抹の寂しさが感じられる...   彼の表情に一抹の寂しさが感じられるの読み方

...彼女は笑いながら一抹の悲しみを隠していた...   彼女は笑いながら一抹の悲しみを隠していたの読み方

...初めての成功に一抹の感動を覚えた...   初めての成功に一抹の感動を覚えたの読み方

...其中に唯一つ一抹の白烟の帝都の空に搖曳せるあり...   其中に唯一つ一抹の白烟の帝都の空に搖曳せるありの読み方
大町桂月 「鹿野山」

...主のない部屋の中は寒々とした一抹の空虚(うつろ)をどことなく漂わせているように感じられた...   主のない部屋の中は寒々とした一抹の空虚をどことなく漂わせているように感じられたの読み方
橘外男 「ナリン殿下への回想」

...今まで自分など机上で考えていたような楽観的な科学的災害防止可能論に対する一抹(いちまつ)の懐疑である...   今まで自分など机上で考えていたような楽観的な科学的災害防止可能論に対する一抹の懐疑であるの読み方
寺田寅彦 「災難雑考」

...とかくするうち東の空白み渡りて茜(あかね)の一抹(いちまつ)と共に星の光まばらになり...   とかくするうち東の空白み渡りて茜の一抹と共に星の光まばらになりの読み方
寺田寅彦 「東上記」

...その白い頬(ほお)に一抹(まつ)の赤味が上った...   その白い頬に一抹の赤味が上ったの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...更に一抹(いちまつ)の血の気(け)もなくなった...   更に一抹の血の気もなくなったの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...学者の心事を知らざるものなりと一抹し去らんとしたれども...   学者の心事を知らざるものなりと一抹し去らんとしたれどもの読み方
福沢諭吉 「学問の独立」

...どこか一抹(いちまつ)の哀愁のようなものが漂っており...   どこか一抹の哀愁のようなものが漂っておりの読み方
堀辰雄 「大和路・信濃路」

...のぞみありげな勧説(かんぜい)にも一抹(いちまつ)の疑いを持ち...   のぞみありげな勧説にも一抹の疑いを持ちの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...その静寂さは何処の隅々までも一抹の憂ひの埃を残さず...   その静寂さは何処の隅々までも一抹の憂ひの埃を残さずの読み方
牧野信一 「サクラの花びら」

...一抹(いちまつ)のにぎやかさがどういう困苦のなかにいても...   一抹のにぎやかさがどういう困苦のなかにいてもの読み方
室生犀星 「津の国人」

...すぐ一抹(いちまつ)の水煙を立てると...   すぐ一抹の水煙を立てるとの読み方
室生犀星 「後の日の童子」

...一抹の哀感に襲われてしまうのは決して沖縄人であるからというそのせいばかりではないのである...   一抹の哀感に襲われてしまうのは決して沖縄人であるからというそのせいばかりではないのであるの読み方
山之口貘 「私の青年時代」

...その五十幾歳を一期として死んで行く間際に当って一抹の哀愁の場面が点綴(てんてつ)されることになったのはコトワリセメて是非もない次第であった...   その五十幾歳を一期として死んで行く間際に当って一抹の哀愁の場面が点綴されることになったのはコトワリセメて是非もない次第であったの読み方
夢野久作 「近世快人伝」

...一抹(まつ)の墨(すみ)がなすられてきた...   一抹の墨がなすられてきたの読み方
吉川英治 「神州天馬侠」

...一抹の航跡を曳(ひ)いて...   一抹の航跡を曳いての読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...なお一抹の不気味をのこしている...   なお一抹の不気味をのこしているの読み方
吉川英治 「平の将門」

...一抹の哀愁にとらわれて...   一抹の哀愁にとらわれての読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「一抹」の読みかた

「一抹」の書き方・書き順

いろんなフォントで「一抹」

「一抹」の英語の意味


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