...ひとつおまえさんあれを一手に引き受けて遺作展覧会をやる気はありませんか...
有島武郎 「ドモ又の死」
...奈破翁(ナポレオン)がついに一手にこれを統(す)ぶるということになったのである...
大隈重信 「日支親善策如何」
...一手に有するものなり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ことにスミソニアンの交換事務を一手に引き受けて...
中井正一 「国会図書館の窓から」
...往診のカバン持ちを一手に引き受け...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...自ら進んでその天守閣を一手に引受けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...一手に産出しているという国は...
中里介山 「大菩薩峠」
...町の交通は参宮バスが一手に掌握している...
中村地平 「宮崎の町」
...西陣の織物を一手に捌(さば)いた本家福屋の番頭から仕上げた善兵衛が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前が一手に引受けて調べて見ちやどうだ」「やつても構ひませんかね」「言ふ迄もないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一手に引受けるほど遊びに顔を売った旦那を彼女は旦那にしたのだった...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...他方英国にたいしては横浜の守備を一手に引受けると宣言してさらに上海から海防艦と...
服部之総 「尊攘戦略史」
...わたくしが非難を一手に引き受けましょう」「大変なことになりますよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...吾々J・I・Cの一手に委任されたし...
夢野久作 「暗黒公使」
...この地の理想を一手にかね備えた街を各民族が取り合いしないという筈はない...
横光利一 「欧洲紀行」
...すぐ一手になって...
吉川英治 「三国志」
...信忠卿と一手にならん」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほとんど天下の兵といっていいものを正成が一手にひき寄せていたため...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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