...うんと一息に立ち上ると...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...」と早饒舌(はやしゃべ)りの一息にやってのけ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...一息に飲みほした...
梅崎春生 「風宴」
...一息に飲みほされるではないか...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...それから三人ぐっと一息に飲みほした...
太宰治 「乞食学生」
...一息にぐいと飲みほしても...
太宰治 「酒の追憶」
...始んど飲み乾すぐらゐに一息に飲んで下へ置きながら...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...高い木のてつぺんまで一息に...
土田耕平 「柿」
...二杯目の煮え沸った茶を一息に飮みほしてしまうと...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...」彼は一息にそれを干して立ち上った...
豊島与志雄 「朝やけ」
...一息に上ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一息に前へすすめないのでした...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...一息に私は飲みほしてしまいました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...一息に湯呑をあけた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...戸塚へゆく時間で出かけいよいよ二階へ上ったら到頭十時まで一息に眠ってしまいました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...義清は一息にいった...
吉川英治 「上杉謙信」
...富者も餓鬼(がき)! 貧者も餓鬼! そして、滔々(とうとう)と、この人の世を濁流にする――」額(ひたい)に汗をして、そこまで、一息にいった...
吉川英治 「親鸞」
...若し船の都合がよかったらずっと一息に下田まで行ってもいいと思っていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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