...一心不乱に自己の向上と同時に...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...紙を展(ひろ)げると何事か一心不乱に書いた...
海野十三 「地球盗難」
...伯父夫婦が仏壇の前で一心不乱に団扇(うちわ)太鼓や拍子木を叩いて御題目を唱えているではありませんか...
江戸川乱歩 「黒手組」
...ひたむきに一心不乱に歩いて...
太宰治 「新ハムレット」
...人は一心不乱になりさえすれば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「やあ」一心不乱に書物に見入っていた目を移して...
中里介山 「大菩薩峠」
...広くもあらぬ屍体の焼かれあとを一心不乱にせせり散らしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして米友が一心不乱にあらくを切っているとき...
中里介山 「大菩薩峠」
...一心不乱になっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...うつくしき、極(きわ)みの歌に、悲しさの、極みの想(おもい)、籠(こも)るとぞ知れ」なるほどいくら詩人が幸福でも、あの雲雀のように思い切って、一心不乱に、前後を忘却して、わが喜びを歌う訳(わけ)には行くまい...
夏目漱石 「草枕」
...一心不乱に唯(ただ)この主義にのみ心を用いたと云うその訳(わ)けは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「ウー八十の二か」ト一越(いちおつ)調子高な声を振立ててまた一心不乱に弾き出す...
二葉亭四迷 「浮雲」
...かくも一心不乱に祈りつづけている圓朝...
正岡容 「小説 圓朝」
...ほかの事を考えなければ考えないほど……単純な反射交感の仕事だけに一心不乱になればなる程...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...なおも一心不乱に掘って掘って掘り続けて行くと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一心不乱に“摩利支天隠形法(まりしてんおんぎょうほう)”を修していたものといわれている...
吉川英治 「私本太平記」
...信長侍坐(じざ)の諸将が、常に、兵を談ずる側にいて、この少年は、それがいかに深更(しんこう)に及ぶとも、かつて倦怠(けんたい)を見せたことなく、一心不乱に、語る人の口元を見ていたと...
吉川英治 「新書太閤記」
...一心不乱になっていると...
吉川英治 「山浦清麿」
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