...碁の一局を楽しむ...
...一局を制するためには勝負に徹する必要がある...
...今日は一局だけ打とうと思っていたが、時間があまりにもたくさんあるので、もう一つ打とうかな...
...一局終わるとしばしばお茶が出される...
...緊張感のある一局になった...
...一局部の話柄(わへい)に留(とゞ)まるのみ...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...一局に朝から晩まで費やし...
上村松園 「花筐と岩倉村」
...しかし単にその利益が甲という一局部の地方に限らるるものとすれば乙地に対して到底(とうてい)不可能で...
大隈重信 「選挙人に与う」
...さうして己の知つて居る所丈けの一局部の御話でも之を申上げまして皆樣の御救ひを頂き...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...たとえば十年前に発見されたある事実に関するある一局部のきわめて特殊な研究が新たに成功したというような場合に...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...一局部の波紋は直ちに全世界に伝わる...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...美意識は或る一局部に限られて...
豊島与志雄 「慾」
...」暴動は一局部のことと思われていた際に突然現われてきた各所の徴候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...白雲の自然に岫(しゅう)を出でて冉々(ぜんぜん)たるごとき心持ちで一局を了してこそ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...碁打友達が来て、一局、二局とツイ夢中になって、甥が帰ったのも知らずにいたが――」そう言うのは、四十前後の立派な武家です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一方、四畳半に飛び込んだ親分の万七は、物馴れた調子で、たった一と目で大体の様子を見てとると、あとは組織的に、一局部局部へ、抜かりのない検索眼を注ぐのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...政府一局部の帝室に非ず...
福沢諭吉 「学問の独立」
...唯是れ一局處の障害にして憂るに足らず...
福沢諭吉 「帝室論」
...高が一局長の椅子に市会が押し上げた人物が気に入らぬ位の事で...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...もう一局行こう』医者の玄庵は...
吉川英治 「魚紋」
...こんな北近江(きたおうみ)の一局部に...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここは戦いの一局部に過ぎない...
吉川英治 「新書太閤記」
...狭い一局戦に集めることは困難だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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