...碁の一局を楽しむ...
...一局を制するためには勝負に徹する必要がある...
...今日は一局だけ打とうと思っていたが、時間があまりにもたくさんあるので、もう一つ打とうかな...
...一局終わるとしばしばお茶が出される...
...緊張感のある一局になった...
...換言すれば一局部が否定されて全體が肯定されなければならぬ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...一度否定された一局部が...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ベレニケ(Berenike)の髪毛と名づける星座の一局部を写したただ一枚の写真の中に一五二八個という多数の星雲を見付け出した...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...一局部の話柄(わへい)に留(とゞ)まるのみ...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...頑強に反対する一局員の胸元(むなもと)に...
海野十三 「空襲葬送曲」
...しかし単にその利益が甲という一局部の地方に限らるるものとすれば乙地に対して到底(とうてい)不可能で...
大隈重信 「選挙人に与う」
...一局部の仕事に没頭しているようではいけないというのです(中村屋には二百幾十人の従業員がいる)...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...左近将監のしつこいことしつこいこと……もう一局もう一局とねだって...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...あるいは一局部に適当な週期で交互に熱さと寒さを与えるのがいいかもしれない...
寺田寅彦 「備忘録」
...吾人はさらに眼孔をわが邦の一局部に転じて観察したるに実にわが邦現今の境遇はもっとも生産的の境遇に適し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...秦と波多野との碁がまだ一局も終らないうちに...
豊島与志雄 「非情の愛」
...」暴動は一局部のことと思われていた際に突然現われてきた各所の徴候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は大抵一局で碁笥(ごけ)をとじる...
中勘助 「独り碁」
...この書出でてより斯界(しかい)の研究は最早(もはや)その第二次とすべき一局面の細密なる蒐集以外主要の点に付(つい)ては全く為(な)すべき余地なきに至りしといふも過賞にあらず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...わたしの窺ひ知る事を得たのは僅に先生が文藝の一局面に止つてゐる...
永井荷風 「森先生の事」
...白雲の自然に岫(しゅう)を出でて冉々(ぜんぜん)たるごとき心持ちで一局を了してこそ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...呉清源との天元の一局にしても...
野上彰 「本因坊秀哉」
...狭い一局戦に集めることは困難だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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