...私は一家中で一番背が高いです...
...一家中での意見の不一致が原因で、会話が少なくなってしまった...
...両親が旅行に行っている間、私は一家中を管理しています...
...彼女は一家中に知り合いが多いので、どこに行っても挨拶を受けます...
...一家中で誰よりも美味しい料理を作るのが目標です...
...「青んぼ」という雑誌を発行したときも、この兄は編輯長という格で、私に言いつけて、一家中から、あれこれと原稿を集めさせ、そうして集った原稿を読んでは、けッと毒笑していました...
太宰治 「兄たち」
...いまは桑盛様も一家中...
太宰治 「新釈諸国噺」
...一家中のきらわれ者...
太宰治 「新釈諸国噺」
...母をはじめ一家中...
太宰治 「ろまん燈籠」
...一家中で最もたかぶり...
太宰治 「ろまん燈籠」
...一家中で、多少でも、その勲章を欲しいと思っているのは、末弟だけである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...人あたりもよく兄弟仲も睦(むつま)じく一家中の者に親しまれたが一番末の妹に附いていた乳母(うば)が両親の愛情の偏頗(へんぱ)なのを憤(いきどお)って密(ひそ)かに琴女を憎んでいたという...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...一家中一日饑えなければなりません...
豊島与志雄 「香奠」
...一家中で盛宴を催すとかで...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...一家中(いっかちゅう)に響き渡った...
永井荷風 「狐」
...一家中にまで……こんなところへ弾薬を隠しに来るほどの考えなしでも...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者の申すところに一家中異議のあろうはずはござりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一家中毒を起して小僧が一人死んだ上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一家中毒の半病人揃いだったので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それで一家中が悲嘆の涙に沈んでいるのであろう...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...手拭(てぬぐい)で鼻までかくして、裏の方へまわってゆくと、幸い人ッ子一人、あたりに見えない――おふくろか、せめて、弟の奴でも出て来たらと、塀のふし穴に耳をつけるようにしていると、茶の間で夕飯中らしく、皿小鉢の音がしたり、一家中で、何か、面白そうに話し合って、笑っている声までが聞えて来るんだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一家中の誰もが“魔の言葉”のように怖れ...
吉川英治 「私本太平記」
...一家中という大勢から遊離(ゆうり)して...
吉川英治 「新書太閤記」
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