...同じく乘れる一客は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一客先づ溪中に落ちて...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...他の一客も落つ...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...ジャーナリズムも亦社会の一客観的関係に他ならない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ファシズム・リベラリズム・マルクス主義というような社会的な一客観現象としてのイデオロギーの区別によっては到底問題が尽くされず...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...やがてわれは里昂の銀行を辞職し巴里に入りて拉甸区(ラテンく)の一客舎(きゃくしゃ)に投宿したり...
永井荷風 「書かでもの記」
...一客来レバ隊中当番ノ一婢出デヽ之ニ接ス...
永井荷風 「申訳」
...されば菓子屋、植木屋、吹屋、射的場の前には、今一客を止めず...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...一客これを過(おとずれ)て見る事を求む...
南方熊楠 「十二支考」
...一日桜井氏が本郷の小楼に在(あ)り、座上一客を見る...
山路愛山 「北村透谷君」
...口の惡い一客が「たいがい鳶か禿鷹だらうね」と云つてゐた...
吉川英治 「折々の記」
...自分も樂んでゐる一客がある...
吉川英治 「折々の記」
...定家を訪れた一客人はこんなことを彼にはなしてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...親しくそれにお訊ね遊ばしてごらんなさい」「一客とは誰か」「諸葛瑾(しょかつきん)の弟...
吉川英治 「三国志」
...たとえば、今日の一客...
吉川英治 「私本太平記」
...一客が坐していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...蚊帳坐禅(かやざぜん)一客の頭数やら...
吉川英治 「松のや露八」
...余炉辺に坐(ざ)し一客に問(と)ふて曰く...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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