...私の一存であなたを連れて行くのです...
太宰治 「帰去来」
...それは君たちの一存で自由に選んでよろしい...
太宰治 「惜別」
...自分の一存でも決定の付かぬ情けねえ野郎であった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...自分の一存で猶(なお)一つ二つ云い添えた事柄があった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分の一存ではどうすることも出来ず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分の一存でその後橋寺に手紙を書いた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...奉行の一存では行かんからのう...
直木三十五 「南国太平記」
...番頭の一存で身上はどうにでもなるのさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の一存で京橋から飛んで參りました」「お前は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕が一存で」と答えた貴島の調子にウソがあるようには聞えなかつたが...
三好十郎 「肌の匂い」
...わたくしの一存で...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...一存でよいようにしておけ...
吉川英治 「私本太平記」
...「よいことだ、一存で承知した...
吉川英治 「私本太平記」
...「当然、ご一存では、見合わせもなりますまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...拙者一存で、七日の間、そっと、御老母の身をおかし申そう...
吉川英治 「新書太閤記」
...首さしのべますが」「そう急がずともよいわ」「てまえ一存で致した失策...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうなと」「一存でちと試みてみたいことがあります...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一存で減(へ)らすわけにはゆかず……...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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