...キンギン国は四等国に下ってしまうぞ」ラック大将は、自分の一存で、かの骸骨旗軍に、降服を申出(もうしい)でた...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...それは君たちの一存で自由に選んでよろしい...
太宰治 「惜別」
...彼女は自分の一存で始めて彼に事情を話したのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分の一存で猶(なお)一つ二つ云い添えた事柄があった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今夜のことは私の一存で計らって上げたのでございますから...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...私の一存でもきまるんだがね...
徳田秋声 「縮図」
...わたしに話なしに御一存でお断わりなすってしまったに違いないと...
中里介山 「大菩薩峠」
...「よほど暇どりますか」「半刻はかかるまいと思う」「一存でははからいかねますが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...一存でございますが...
山本周五郎 「城を守る者」
...ワシの一存で片端(かたっぱし)から斬り棄(すて)る事にしておった...
夢野久作 「近世快人伝」
...御一存でこの家を...
夢野久作 「名君忠之」
...すべて謙信公の御一存であって...
吉川英治 「上杉謙信」
...そんな多額な財貨をそれがし一存でどうしようもない...
吉川英治 「三国志」
...正成一存で、賭(か)けられようか」「…………」「さらに領下の百姓や億衆のくるしみまでを予想すれば、おぞ毛がふるわれてくるばかりだ...
吉川英治 「私本太平記」
...「当然、ご一存では、見合わせもなりますまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...おぬし一存でよろしいか...
吉川英治 「新書太閤記」
...何人(なんぴと)かの御一存で決着いたしましたものとすれば...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『生憎(あいにく)、院主が留守でございますので、私共一存では、お開け申すことはできませぬ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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