...8□3_______74□)□□□□□□□□□2―――――□9□□□74□―――――□□4□□□□□――――0(終)なお「終」という字が一字書きこんであるところを見ると割り算の宝さがしの旅は...
海野十三 「暗号数字」
...一字一字書き写しているうちに...
太宰治 「女の決闘」
...喝(かつ)!――と一字書いた端書(はがき)があるかと思うと...
田山花袋 「田舎教師」
...終(つい)に止みなんか、卿等(けいら)の痴態(ちたい)!さて最後に咄(とつ)! という字を、一字書いて、封筒に入れてみたが、これでは友に警告するのになんだかはなはだふまじめになるような気がする...
田山花袋 「田舎教師」
...そこで飯櫃を司っている小姓は最初の一椀を盛る時杓子で飯櫃の飯の上へ久の字を一字書く真似をする...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一字書き、一行進めては氣に入らなくなり、不滿になり、厭(い)やになつたりして、私は幾度か原稿紙を引き裂き、幾度か書き出しの稿を改めずにはゐられなかつた...
「處女作の思ひ出」
...二の字を一字書き添えただけのことさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...謙と一字書かれて――これは...
本庄陸男 「石狩川」
...一字書くと、松岡先生の顔が浮び、一行すゝむと怖ろしい生徒監の姿が見えたり、そして自分は母に対して何といふ酷い不孝者なのだらう、などゝ思つて情けなくなつたり、無味な虚文は立所に行き詰つたりしながら、しどろもどろに、苦し紛れに背すじに汗を流して書いたのである...
牧野信一 「貧しき日録」
...横物の一軸(いちじく)に「」というような変な字が一字書いてある...
柳田国男 「山の人生」
...房二郎は一字書くごとに...
山本周五郎 「へちまの木」
...「水」と一字書いてある...
吉川英治 「新書太閤記」
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