...一字一句の末に捕えらるれば...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...一字一句の未節に拘泥することは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...今日のあなたのお手紙の一字一句をも深い理解と同情をもつて悉(ことごと)くうけ入れる事が出来ますと大きな声で申あげる事の出来る力強さを持つて居ります...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...それ等の一字一句もよみ落すまいとして...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...口授ではあるが一字一句に血が惨み出している...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...およそ国家の法律は一字一句といえども帝国議会の協賛なくしてはこれを発布することも...
大隈重信 「選挙人に与う」
...つまらぬ一字一句につまづいて...
太宰治 「思ひ出」
...作家たるもの、またこの現象を黙視し得ず、作品は二の次、もっぱらおのれの書簡集作成にいそがしく、十年来の親友に送る書簡にも、袴(はかま)をつけ扇子(せんす)を持って、一字一句、活字になったときの字づらの効果を考慮し、他人が覘(のぞ)いて読んでも判るよう文章にいちいち要(い)らざる註釈を書き加えて、そのわずらわしさ、ために作品らしき作品一つも書けず、いたずらに手紙上手の名のみ高い、そういうひとさえ出て来るわけではないか...
太宰治 「もの思う葦」
...一字一句も見当らないのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...東奥に冠たり)…………………一字一句もまた...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとの会釈は一字一句も違わない音声と語調でありましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の一字一句に私と云うものがつきまつわっておってどうかして笑わせてやろう...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...今左にわざとその「赭鞭一撻」の一字一句も改竄せずに...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
......
槇村浩 「人民詩人への戯詩」
...一字一句の推敲(すいこう)もゆるがせにすべからざることなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...一字一句も間違わなかったという...
山本笑月 「明治世相百話」
...知らぬ顔をし通して来たのだ」「……………」「この調査書類の内容は一字一句...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あれほど一字一句の使い方...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
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