...一字一句の末に捕えらるれば...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...園は念を入れてその一字一句を読みはじめた...
有島武郎 「星座」
...今日のあなたのお手紙の一字一句をも深い理解と同情をもつて悉(ことごと)くうけ入れる事が出来ますと大きな声で申あげる事の出来る力強さを持つて居ります...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...わずかに一字一句の上にその作者の頭の味というものは知らず識らずの間に現れてくる...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...教科書の一字一句をそのまま暗記して了ふやうに努めた...
太宰治 「思ひ出」
...かならずしも聖書の如く一字一句...
太宰治 「風の便り」
...一字一句、最大の効果を収めようと、うんうん唸(うな)って、絞(しぼ)り出したような名文だ...
太宰治 「女生徒」
...世の疑惑を解くため全部発表したものがすなわちここに掲げた令嬢エミーラの日記の一字一句もたがわぬ全文なのである...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...また一字一句もいやしくせず...
南部修太郎 「氣質と文章」
...バルナバスは全部一字一句そのままくり返した...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼女は一字一句今だにおぼえていた...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...一字一句と雖(いえども)...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...今左にわざとその「赭鞭一撻」の一字一句も改竄せずに...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
......
槇村浩 「人民詩人への戯詩」
...一字一句にも気怯(きおくれ)がする...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...一字一句の書直しや消しもなく...
山本笑月 「明治世相百話」
...朝日新聞時代に毎日書く原稿が一字一句も訂正しないで例の名文をあっさり書き流すほどの才筆...
山本笑月 「明治世相百話」
...一字一句変えずに...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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