...幕下力士たちは、本場所では一場所につき7試合組まれる...
...私が丁場で見た一場面は、まるで映画の中のようだった...
...小説の一場面で、主人公がモーツァルトのベートーヴェン楽派について語っていた...
...一場(いちじょう)の俄(にわか)が始まった...
芥川龍之介 「将軍」
...ここに一場の講演を試るとする...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...第四幕第(だい)一場(ぢゃう)ローナ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...後甲板の上から一場の訓示を試みた...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...活動写真でいつか見たような一場の光景が...
徳田秋声 「爛」
...助けておくんなさい」この一場の騒ぎで席が乱れても遊行上人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...暁(あけ)の鐘の鐘つき男によって発見されたこの一場の修羅場(しゅらば)のあとが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただその命名につきて一場(いちじょう)の奇談あり...
福田英子 「妾の半生涯」
...で――村の私達を常連とするタバン・マメイドの一場面を摘出しよう...
牧野信一 「喜劇考」
...ツバキを食ってツバキ(唾)を拵えるためであるというのはこれはただ思い付いた一場のシャレでゴザイ...
牧野富太郎 「植物記」
...同志代議士中村啓次郎氏衆議院において一場の質問演説をなし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...そして一場の黒いつむじの下に...
吉川英治 「私本太平記」
...一場(じょう)の滑稽事(こっけいじ)のように笑(わら)っていった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まるで一場の訓示だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...一場の笑いばなしとして...
吉川英治 「新書太閤記」
...――勝敗は一場の変に過ぎませぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...また一場の訓示を垂れて励ました...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鉛筆と紙のときは、ヒルム式な連鎖描きとし、石盤(せきばん)石筆(せきひつ)のばあいは、一場面一場面、描いては消し、描いては消し、かつ思いつきの筋を喋っていくのだからずいぶん忙しい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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