...幕下力士たちは、本場所では一場所につき7試合組まれる...
...私が丁場で見た一場面は、まるで映画の中のようだった...
...小説の一場面で、主人公がモーツァルトのベートーヴェン楽派について語っていた...
...巨旦(こたん)蘇旦(そたん)兄弟の争ひは全然世話もの中の一場景と変りはない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...『堅い地球の皮が、同一場所でなり、違つた場所でなり、海底でなり、陸上でなりで、動かないでゐる日は一日もあるまい...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...この一場の悲劇の場面は...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...「実にこの娯楽味を忘れてはなりませぬです」という一場の訓辞をこころみるかも知れないのだから...
太宰治 「芸術ぎらい」
...出発に際して隊員に一場の訓示を与えた...
谷譲次 「踊る地平線」
...処で竹内教授は私に一場の科学的訓誨を垂れて云うに...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...たとえば福音書の一場面...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一度前に一場出ていて...
中里介山 「大菩薩峠」
...思いもかけぬ物凄い一場の場面が...
中里介山 「大菩薩峠」
...栄辱(えいじょく)得失もここに至っては一場の夢に過ぎない...
西田幾多郎 「我が子の死」
...これは一場(じょう)の笑話であるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...だがそんなことはすでに過去一場の夢で...
羽田亨 「聚樂廻り」
...婦人は態度を慎しみ温言以て一場の笑に附し去ること多し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...正(まさ)にこれ火打箱(ひうちばこ)の隅(すみ)に屈伸(くっしん)して一場の夢を見たるのみ...
福沢諭吉 「旧藩情」
...唯(た)だその命名につきて一場(いちぢやう)の奇談あり...
福田英子 「母となる」
...然しながら、舞台での友代の味はやはり何と云っても本間教子のもので、特に、第三幕第一場の、初めて友代が国婦の班長になって会議へ出た報告を、工場の女を集めてやっている集まりの場面の空気など、どうも中本氏が脚本としてそこを描いたときのあと、教子が演じている気持との間に、極めて微妙なずれがあるように感じられ、いろいろと考えさせられた...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...酒がいわせる一場の戯言(ざれごと)ではなさそうだ...
吉川英治 「大岡越前」
...それに似た物をつかったという一場(いちじょう)の戦場談から始まったものだった...
吉川英治 「私本太平記」
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