...幕下力士たちは、本場所では一場所につき7試合組まれる...
...私が丁場で見た一場面は、まるで映画の中のようだった...
...小説の一場面で、主人公がモーツァルトのベートーヴェン楽派について語っていた...
...白馬まで行って女学生に一場の講演をやり(あそこにはたいてい女学生が登山している)一気に四谷に下って自動車で大町へ...
石川欣一 「可愛い山」
...痴夢一場、人間のきたなさだ、近来、夢が多すぎる!┌八百屋のおかみさん曰く、│ お一人ですか、お一人はようございますね、私も一人になりたい、一人がようございますね...
種田山頭火 「其中日記」
...其死体に取附いて泣いた一場の悲劇!其鋭い声が今も猶耳に聞える...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...風が吹いて桶屋が喜ぶという一場の戯談(じょうだん)もあながち無意義な事ではない...
寺田寅彦 「方則について」
...ワグナーの一場面に感動したあとに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一場の大格闘が開かれているところであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それこそ一場の夢にすぎない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「畢竟(ひっきょう)女は慰撫(いぶ)しやすいものである」彼は一場(いちじょう)の風波(ふうは)が彼に齎(もたら)したこの自信を抱いてひそかに喜こんだ...
夏目漱石 「明暗」
...仮りにそう名付けます――は誰にも知れず事件は寧ろ一場の喜劇として終ったかも知れないのです...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...正(まさ)にこれ火打箱(ひうちばこ)の隅(すみ)に屈伸(くっしん)して一場の夢を見たるのみ...
福沢諭吉 「旧藩情」
...一場(いちじょう)の遁辞(とんじ)口実(こうじつ)たるに過ぎず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...で――村の私達を常連とするタバン・マメイドの一場面を摘出しよう...
牧野信一 「喜劇考」
...何の一場面でも好いからその儘思ひ出して見給へ...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...第二幕を第一場と第二場にして...
三浦環 「お蝶夫人」
...第一場に出て来た加多源次郎である)声 ひどいですなあこの道...
三好十郎 「斬られの仙太」
...第一幕、第一場は、静岡県見付の町外れの国道に面する草原(くさはら)の場面であった...
夢野久作 「二重心臓」
...秀吉も自分の一場の感情に遺憾(いかん)のあったことは認めたが...
吉川英治 「黒田如水」
...一場の喜劇となってしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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