...安土時代の終わりには、豊臣秀吉が全国の大名に対して一国一城令を出し、城の破却を強制しました...
...織豊政権においては、各地の大名に対して豊臣政権に忠誠を誓わせる「一国一城令」が出された...
...浮浪の盗賊からとにかく一城の主となった経路には梟雄(きょうゆう)の智略がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...誰も一城のいや一畳の主だ...
種田山頭火 「旅日記」
...一城の主ともあろう方が...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...かの夫妻退いて各一城に籠(こも)り...
南方熊楠 「十二支考」
...それぞれに一城一廓をかまえている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この一城を見まもり合った...
吉川英治 「黒田如水」
...いわゆる定石どおりにその外郭(がいかく)の敵を一城ずつ攻めて行った...
吉川英治 「黒田如水」
...長政は若くしてすでに一城の主(あるじ)であり...
吉川英治 「剣の四君子」
...南皮一城もここに滅ぶと...
吉川英治 「三国志」
...「この一城をだに攻め陥(おと)せないようなことでは...
吉川英治 「三国志」
...陳倉の一城を救うべく...
吉川英治 「三国志」
...博多の探題邸は一城郭のおもむきをなしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...――思うに、充分勝計を信じて、一城一心に、われの不要意に攻めかかる機を待っているに相違ない...
吉川英治 「新書太閤記」
...備中高松の一城を...
吉川英治 「新書太閤記」
...かくてこの一城は...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのあいだ、七月の真昼は、かんと照りつけるのみで、一城の広さは、事もなげに静かである...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまでこそ、この家も、能登(のと)七尾(ななお)に一城、この府中に一城、父子両方で二十二万石の雄藩をなしているが、清洲時代の貧乏は、隣の藤吉郎の家にも負けないくるしさで、米の一升借りはおろか、塩の一握りや、一夕(いっせき)の燈(とも)し油(ゆ)さえ、あったりなかったりで、(おや、今夜は明りがついておるぞ)と、隣家の富有な日が、すぐそれでも分るくらいな時もあった家である...
吉川英治 「新書太閤記」
...一城の人皆狂せるがごとし...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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