...「一個人で行くのは不安だ」...
...「彼は一個人で生活している」...
...「私は一個人でいいと思っている」...
...「彼女は一個人で旅行に行った」...
...「彼は一個人でも大丈夫な強さを持っている」...
...一個人に就いても決して一定して居ない...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...一個人の考案でなく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...銅山の事業は一個人の者であれ又た國家の者であれ...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...巴里においては一個人にして日本画の蒐集をなすもの甚(はなは)だ多くGonse(ゴンス),Bing(ビング),Vever(ヴェヴェール),Gillot(ジョオ),Manzy(モンヂイ),Rouart(ルアール),Galimart(ガリマル)の諸氏に次いでKoechlin(コクラン), 伯爵Camondo(カモンド)らはその最も著名なるものとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...一 人物描写の法一個人の性格生涯をそのままモデルとなす事あり...
永井荷風 「小説作法」
...一個人の手記ではあらうとも...
中原中也 「撫でられた象」
...始めて自己が一個人でない...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...東山――何をっ! この復讐はきっとしてみせるぞ! 貴様一個人に復讐するんじゃない...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...ゆえに本書の如きは民間一個人の著書にして...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...一個人にしてよく不正な國家の全權力に反抗し...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...最も平凡な一個人の...
牧野信一 「風媒結婚」
...「非歴史的なものと歴史的なものとは同樣に、一個人、一民族、一文化の健康にとつて必要である」(ニイチェ)...
三木清 「歴史哲學」
...○犢のロースはサーラエンという肉の骨付き弐斤ほどへ塩胡椒を振掛けテンパンへ入れその周囲へ玉葱一個人参二本を細かく切りて添え肉の上へバター大匙一杯を載せスープ大匙一杯を掛け一時間ほど火にて焼くなり...
村井弦斎 「食道楽」
...いかに美しくともそこには一個人に限られた世界はない...
柳宗悦 「工藝の道」
...また一個人の考案になるものでもありません...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...蓋(けだ)し明治の初年より洋学者が世上に紹介せし経済論は大約アダム・スミスを祖述し一個人を単位とし放任主義を旨(むね)とする旧学派なりしかば...
山路愛山 「明治文学史」
...宇宙の摂理の広大不可思議を暗示するかのように……そうして草川巡査の一個人の智恵の浅薄さ...
夢野久作 「巡査辞職」
...伝記上の一個人の間を通観するばあい...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索