...「一個人で行くのは不安だ」...
...「彼は一個人で生活している」...
...「私は一個人でいいと思っている」...
...「彼女は一個人で旅行に行った」...
...「彼は一個人でも大丈夫な強さを持っている」...
...何方(どつち)が個人の生存――少くとも僕一個人の生存に幸福であるか解らない!』と声を落した...
石川啄木 「鳥影」
...一個人の殺害(さつがい)せられたるために三十五万弗(ドル)の金額を要求するごとき不法(ふほう)の沙汰(さた)は未(いま)だかつて聞かざるところなり...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...また一個人というものは国家よりも大切なものである...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...一個人が不治の病の初期に罹つた場合には...
丘浅次郎 「人類の将来」
...莊園と云ふのは一面から見れば朝廷の土地を一個人が奪ふのであるから甚だ不法であるが...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...私一個人にとっては...
太宰治 「女の決闘」
...私たちのいつも書いているような一個人の片々たる生活描写のほうが...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...私一個人の感想も...
太宰治 「盲人独笑」
...一個人の人間の喜びを感じたこともなかったのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...銅山の事業は一個人の者であれ又た國家の者であれ...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...一体主に一個人の意匠だけで仕上げられるような作品は今日の資本主義ではあまり大した意義のある製品ではあるまい...
戸坂潤 「技術の哲学」
...一個人としての伊藤侯に對しては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「私の受けた侮辱はおそらく私一個人だけに関することでしょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...例へば千頃堂書目の如きは一個人の目録であるが...
内藤湖南 「支那目録學」
...黒川誠也は單純なる黒川一個人ではなく...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...これは沼間氏一個人の大思惑(だいおもわく)で...
久生十蘭 「キャラコさん」
...しかも一個人ではなく...
柳宗悦 「工藝の道」
...千鶴子という一個人にふと想いが捉われると...
横光利一 「旅愁」
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