...「一個人で行くのは不安だ」...
...「彼は一個人で生活している」...
...「私は一個人でいいと思っている」...
...「彼女は一個人で旅行に行った」...
...「彼は一個人でも大丈夫な強さを持っている」...
...人種の改善に力を傾注すると云ふことは『恋愛と結婚』の中に私が説明して置いた通り現在の渾沌たる恋愛の状態より単一個人的恋愛に至る橋梁を架設するが如きものである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...一個人の命を助ける術としては...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...もし私一個人のためを思つてストライキをするのだつたら...
太宰治 「思ひ出」
...一個人に就いて考えてもその人格には色々な特色がある...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...同一個人でも健康状態によりまた年齢により色々ちがうものとする...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...唯儂一個人としては...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...自己を単なる一つの事物と同じ資格をもつ一個人として理解し又待遇しなければならない*...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...黒川誠也は單純なる黒川一個人ではなく...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...一般に對して絶望した一個人の取るべき道は『超然』と云ふ事のみだ...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...行爲に現はれない一個人の思想については特別に干渉はしない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...一個人の意見に非ずして...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...「非歴史的なものと歴史的なものとは同樣に、一個人、一民族、一文化の健康にとつて必要である」(ニイチェ)...
三木清 「歴史哲學」
...ともかく私一個人としては汚いとも気味が悪いとも思わない...
森於菟 「屍体異変」
...いかに美しくともそこには一個人に限られた世界はない...
柳宗悦 「工藝の道」
...一個人の風ではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...而して之を実地に応用するは必らず先づ一個人より始めざるべからざることを忘却せんには...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...そして私一個人としては男子と女子との間が本来平等のものであると考へて居る上から女子も亦(また)選挙権を有すると云ふ如き日の早晩到来する事を期待して居ります...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...水をして稀少ならしめ一個人に独占的に所有せしめるならば水は価値を有つであろうから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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