...「一個人で行くのは不安だ」...
...「彼は一個人で生活している」...
...「私は一個人でいいと思っている」...
...「彼女は一個人で旅行に行った」...
...「彼は一個人でも大丈夫な強さを持っている」...
...故にそれは一個人の内部生活に於いて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...宇宙の歴史に対しては一個人の命の長さなどが勘定に入らぬは勿論...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...特殊の一個人が特殊の修行を積んで...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...莊園と云ふのは一面から見れば朝廷の土地を一個人が奪ふのであるから甚だ不法であるが...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...私一個人の思想の歴史を...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...私一個人の感想も...
太宰治 「盲人独笑」
...一個人に立ち返れるまで...
田中英光 「オリンポスの果実」
...プラトン一個人の哲学すらその生涯の間に発展と変化の経験を嘗めねばならなかったではないか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...文化人は一個人としては文化財を生産し営養にまで消費しそして之を再生産する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...新聞紙の言論と社会人としての一個人の言い分との対立にあるわけで...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之を批評する人間の方はもはやただの一個人ではなくて...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私は不幸な部類に属する一個人であり...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...私一個人として伺うだけですから...
豊島与志雄 「白血球」
...彼は考へた後では「一個人としての実践」をすればよいのだ...
中原中也 「高橋新吉論」
...このときわが立ちし背のほの暗きかたにて、「一個人、一個人」とあやしき声して呼ぶものあるに、おどろきてかえりみれば、この間の隅にはおおいなる鍼(はり)がねの籠(かご)ありて、そが中なる鸚鵡(おうむ)、かねて聞きしことある大隊長のことばをまねびしなりけり...
森鴎外 「文づかい」
...「わたしは一個人のために帝王を裏切ることはとてもできない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一個人としての飽く迄も清い...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...これは吾輩一個人としての想像であるが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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