...「一個人で行くのは不安だ」...
...「彼は一個人で生活している」...
...「私は一個人でいいと思っている」...
...「彼女は一個人で旅行に行った」...
...「彼は一個人でも大丈夫な強さを持っている」...
...如何に北海道といふ自由な天地に來ても、金がなければ、何等の計畫も成立しないと等しく、かの火をともす家人が、一個人として、如何にその一小地積を開墾し得たとても、殆どその效力はなからう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ここにヨブ記を以て一個人の心霊を以てする啓示が伝えられたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...一個人として行けばいい...
江戸川乱歩 「鬼」
...きょう議員を辞して一個人になったのも...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私一個人にとっては...
太宰治 「女の決闘」
...私一個人の思想の歴史を...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...少くとも僕一個人にとって...
太宰治 「女類」
...私一個人の偽らぬ感想は...
太宰治 「盲人独笑」
...同一個人でも健康状態によりまた年齢により色々ちがうものとする...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...文化人は一個人としては文化財を生産し営養にまで消費しそして之を再生産する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...批評する人間も批評される人間と同じ一個人に他ならないのだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一個人としての伊藤侯に對しては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...巴里においては一個人にして日本画の蒐集をなすもの甚(はなは)だ多くGonse(ゴンス),Bing(ビング),Vever(ヴェヴェール),Gillot(ジョオ),Manzy(モンヂイ),Rouart(ルアール),Galimart(ガリマル)の諸氏に次いでKoechlin(コクラン), 伯爵Camondo(カモンド)らはその最も著名なるものとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...黒川誠也は單純なる黒川一個人ではなく...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...貪婪(どんらん)なる一個人の私(わたくし)すべき物では無い...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...一個人の感情をいっているのでないから...
吉川英治 「新書太閤記」
...その者一個人には武士道らしくあっても...
吉川英治 「新書太閤記」
...一個人にとって賢明なことは一国民にとってもまた賢明なことである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??