...「一個人で行くのは不安だ」...
...「彼は一個人で生活している」...
...「私は一個人でいいと思っている」...
...「彼女は一個人で旅行に行った」...
...「彼は一個人でも大丈夫な強さを持っている」...
...一個人の殺害(さつがい)せられたるために三十五万弗(ドル)の金額を要求するごとき不法(ふほう)の沙汰(さた)は未(いま)だかつて聞かざるところなり...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...人種の改善に力を傾注すると云ふことは『恋愛と結婚』の中に私が説明して置いた通り現在の渾沌たる恋愛の状態より単一個人的恋愛に至る橋梁を架設するが如きものである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...さらにこれを一個人の上に考うるときは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...解放されてみると、自己の機能を発揮して、一個人で大工業、大商業を起すものが簇々(ぞくぞく)と出て来るようになった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...特殊の一個人が特殊の修行を積んで...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...私一個人の感想も...
太宰治 「盲人独笑」
...それで一個人の身辺瑣事の記録には筆者の意識いかんにかかわらず必ず時代世相の反映がなければならない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...一体主に一個人の意匠だけで仕上げられるような作品は今日の資本主義ではあまり大した意義のある製品ではあるまい...
戸坂潤 「技術の哲学」
...ここでは関心は――利害と雖も――単なる一個人・一階級の関心に止まらない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...新聞紙の言論と社会人としての一個人の言い分との対立にあるわけで...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人間一個人にしましても...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...それでこういう一個人のいわゆる体験談が...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...君一個人に対しては...
浜尾四郎 「正義」
...われ一個人にとりてはかくおもいぬ」かく二人の物語する間に...
森鴎外 「文づかい」
...帝王のために一個人を裏切ることさえ辛いのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またよく一個人において完全になし得るものでないことをも知るに至りました...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一個人としての飽く迄も清い...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...『何故(なにゆえ)に一個人はその土地を売らんと欲するのであるか? それは彼が...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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