...まして一介の監督風情が...
伊丹万作 「映画と音楽」
...即ち綿密周到の点に於て私という一介の書生に劣って居ったことを...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...宗方小太郎という人が草奔一介の身で大本営御在所の前庭に伺候してじきじきに拝謁を賜り...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...10.一介の小兒と雖も欺くといふことは...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...下は一介の匹夫匹婦に到るまで...
戸坂潤 「社会時評」
...そうでなければ古典ではなくてただ過去の一介の歴史的所産にしか過ぎない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...日本語新聞の一介の記者に過ぎない俺も...
豊島与志雄 「自由人」
...一介の人夫をも将軍となす...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一介の市民までもそれを感じていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何事をも為さぬ・一介のディレッタントである...
中島敦 「光と風と夢」
...一介の町醫者ながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分は一介のくだらぬ男になりさがつて...
林芙美子 「秋果」
...一介の雑報記者ずれを皇帝の換玉にして一時を糊塗しようなんて...
久生十蘭 「魔都」
...でもここでは一介の女性に訪れて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...またのあだ名リックは一介の肉屋だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...わしは一介の食客だ...
吉川英治 「三国志」
...私はまだ青くさい一介の若輩だし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一介の牢人の身には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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