例文・使い方一覧でみる「一介の」の意味


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...私のような謂(い)わば一介の貧書生に...   私のような謂わば一介の貧書生にの読み方
太宰治 「善蔵を思う」

...私は某氏も云う如く一介の小説作者であって古文書の知識は皆無であるから...   私は某氏も云う如く一介の小説作者であって古文書の知識は皆無であるからの読み方
谷崎潤一郎 「聞書抄」

...ただ自分も一介の読書生として...   ただ自分も一介の読書生としての読み方
土田杏村 「私の書斎」

...侯は所謂る一介の武辨を以て之に當らむとし...   侯は所謂る一介の武辨を以て之に當らむとしの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...侯は所謂る一介の武弁を以て之に当らむとし...   侯は所謂る一介の武弁を以て之に当らむとしの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...而も桂子は到底内閣を組織するの威望勢力なき一介の武弁なり...   而も桂子は到底内閣を組織するの威望勢力なき一介の武弁なりの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...一介のサラリーマンにとっては...   一介のサラリーマンにとってはの読み方
豊島与志雄 「悲しい誤解」

...日本語新聞の一介の記者に過ぎない俺も...   日本語新聞の一介の記者に過ぎない俺もの読み方
豊島与志雄 「自由人」

...私一介の馬鹿は希つてゐる...   私一介の馬鹿は希つてゐるの読み方
中原中也 「詩に関する話」

...この名もない一介の雑報記者が無事に皇帝を救い出すことが出来るであろうか...   この名もない一介の雑報記者が無事に皇帝を救い出すことが出来るであろうかの読み方
久生十蘭 「魔都」

...一介の属吏(ぞくり)じゃからなあ...   一介の属吏じゃからなあの読み方
平林初之輔 「鉄の規律」

...私も一介の音楽家だ...   私も一介の音楽家だの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」

...一介の女性が、誘惑の中で、正直と貞節を守った...   一介の女性が、誘惑の中で、正直と貞節を守ったの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」

...「僕は一介の職工であります...   「僕は一介の職工でありますの読み方
水上滝太郎 「大阪の宿」

...そこには一介の放浪児と将軍家の隔てもない様子に話し込む...   そこには一介の放浪児と将軍家の隔てもない様子に話し込むの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...「自分は一介の書生にすぎぬが呉王に代って諸君に令を下すものである...   「自分は一介の書生にすぎぬが呉王に代って諸君に令を下すものであるの読み方
吉川英治 「三国志」

...江戸に行っているが」「われらのような一介の遍歴の者にでも...   江戸に行っているが」「われらのような一介の遍歴の者にでもの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...一介の市民にさえもこの傾向が見られる...   一介の市民にさえもこの傾向が見られるの読み方
和辻哲郎 「鎖国」

「一介の」の書き方・書き順

いろんなフォントで「一介の」


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