...我々一介の旅客よりも...
芥川龍之介 「長江游記」
...即ち綿密周到の点に於て私という一介の書生に劣って居ったことを...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...一介の沙門(しゃもん)となり...
高神覚昇 「般若心経講義」
...見るからにむさくるしい一介の貧書生に...
太宰治 「惜別」
...ただ自分も一介の読書生として...
土田杏村 「私の書斎」
...よしやまだ一介の書生にしろ...
寺田寅彦 「どんぐり」
...一介の党員である私が...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...私如き一介の小説家にして...
直木三十五 「大阪を歩く」
...一介の金森亥太郎殿になって...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...一介の町人の寮としては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一介の沖仲仕の前に...
火野葦平 「花と龍」
...一介の仲仕であることに変りはないけれども...
火野葦平 「花と龍」
...だから一介の編集長ごときに邪魔はさせない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...メイフィールドは一介の商人だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...当時まだマテスン氏部下の一介の刑事としてこの席に列している...
牧逸馬 「土から手が」
...そういうことを生活の手段としている一介の学校教師といえども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...又一介の腰弁堀切氏の「意見」に共鳴せざるを得ない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...一介の放浪者としては少し大望であり過ぎた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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