...――その前にもう一つ書きたき事は恒藤も詩を作れる事なり...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...あゝいふ作品を一つ書き上げることがどれ程の痛い體驗と苦悶とを値したか...
有島武郎 「水野仙子氏の作品について」
...おのれの主義と主張とはとほる筈だ――早く一つ書き割りなどよりもずツと有形的な事業をして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この小さな腹の出来事については何一つ書き残してゐない...
薄田泣菫 「茶話」
...あれを一つ書き続けてみたいものだと思つてゐるといふ事を言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...あなた方に渡す手当の明細書の各項目に一つ一つ書き込む...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...一つ書き上げる度毎(たびごと)に...
太宰治 「散華」
...ただ一つ書き洩らしたことだけを補足してこの長い手記を終ることとしよう...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...最後に一つ書き洩(も)らしてならないのは...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...もう一つ書き添へなければならない...
種田山頭火 「行乞記」
...「僕は今小説を一つ書きかけているところなんだ...
徳田秋声 「黴」
...それに一つ一つ書き留められているのが見出されたのだと...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...只ちよつと要綱のやうな一つ書きが殘つて居るだけでありますから...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...今月も一つ書きかけたのであるが終に意に満ずして棄てた...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...一つ書きたい小説のテーマ心に浮かびました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今、一つ書き終って、河村さんや何かにハガキかいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それらを一つ一つ書きつけて見ることにした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらを一つ一つ書きあげて見よう)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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